タイプ15~17
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/27 13:06 UTC 版)
「ブリストル F.2 ファイター」の記事における「タイプ15~17」の解説
この時期、すべてのタイプのロールス・ロイス航空エンジンが不足しており、ロールス・ロイス ファルコンも例外ではなかった。ブリストル ファイターをイギリスの標準の複座戦闘機とする計画は、この、ファルコン・エンジンが足りないという単純な障害によって停滞した。しかし、代わりとなる充分に強力で信頼できるエンジンを見出す努力は失敗に帰した。 「タイプ15」は、200馬力のサンビーム・アラブ・エンジンを装備していた。このエンジンは慢性的な振動の問題を抱えており、長期間にわたる調整にもかかわらず、「アラブ・ブリストル」は成功しなかった。アラブ・エンジン装備のブリストル機は、戦争の末期になってようやく前線に登場したが、大部分のイギリス偵察部隊は、戦争の終わりまで、旧式のR.E.8とF.K.8で乗り切らなければならなかった。 「タイプ16」は200馬力のイスパノスイザ・エンジンを装備していた。これは、「アラブ」よりはよく動いたが、ファルコンほどには有用でなく、おまけにこのエンジンは S.E.5a戦闘機やソッピース・ドルフィン戦闘機のために必要とされていた。300馬力のイスパノ・スイザ・エンジンを装備した「タイプ17」も提案されたが、大戦中はほとんど製作されなかった。 そのほか、F.2Bには200馬力のR.A.F. 4dエンジンや、180 馬力のウォルズリー・ヴァイパー、230馬力のアームストロング・シドレー・プーマなどの装備も検討された。
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