ソースモニタリングのエラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 22:53 UTC 版)
「記憶の汚染」の記事における「ソースモニタリングのエラー」の解説
ソースモニタリングのエラー(情報源の理解の誤り)から、想像した出来事やイメージを誤解釈することも、記憶の汚染の要因になる。 特に、その顔をどこで見たという記憶は、勘違いしやすい。 例えば、鉄道の切符売り場に銃を持った男性が現金を奪った事件があった。その際に警察の捜査で、駅員は犯人の男性としてある水兵の写真を選んだ。しかし、水兵にはアリバイがあり犯人ではなかった。水兵がこの駅で駅員から切符を複数回購入しており、駅員は普段から印象に残っていた。 また、子供が保育園でおしっこを漏らしてしまい、保育士に着替えさせてもらった。その後、子供は母親に着替えやシャワーで体を洗ったのは「担任の保育士」と答えた。後日、母親は担任の保育士にお礼を言いに行ったところ、担任の保育士はおしっこの片づけや他の子供の対応をしており、担任以外の別の保育士が対応していたことが明らかとなった。 このように、実際に見た場所ではなく、別の機会で見たことと無意識のうちに混同し、偽りの記憶が形成されてしまうこともある。
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