ソビエト政府とのブレスト=リトフスク条約締結
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 00:02 UTC 版)
「東部戦線 (第一次世界大戦)」の記事における「ソビエト政府とのブレスト=リトフスク条約締結」の解説
ドイツ側はソビエト政府に対し、ウクライナ・バルト海沿岸地方・フィンランドの独立を承認し(実質的にドイツへの割譲)、ポーランド・リトアニア・白ロシアの一部をドイツに、カルスとバトゥムをオスマン帝国(ドイツの同盟国)にそれぞれ割譲し、賠償金60億マルクを支払うという過酷な条件を突き付けた。ボリシェヴィキ内部でも激論が戦わされた。正規軍が戦えずとも、農民や労働者がゲリラになって戦えば良いと言う主張もあったが、結局レーニンの即時講和論が押し通される形で党委員会で採択された。 3月3日、双方の間でブレスト=リトフスク条約(Treaty of Brest-Litovsk (Bolshevik government–Central Powers))が締結された。これにより、ロシアは総人口の3分の1、耕地・鉄道網の4分の1、石炭・鉄生産の4分の3を失った。
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