ゼロレジスタとは? わかりやすく解説

ゼロレジスタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 16:17 UTC 版)

レジスタ (コンピュータ)」の記事における「ゼロレジスタ」の解説

何を書き込んでその結果保存されず、読み出すと常に全ビットゼロである、というレジスタを持つプロセッサがある。一見意味がないようであるが、RISCアーキテクチャ様に命令セット単純化した際に、演算命令とゼロレジスタを組み合わせて実質的に別の命令実現できる例えば、加算命令において、A=B+Z (ここでA,Bは汎用レジスタとしZはゼロレジスタとする)に相当する命令プログラムすると、Bの値がAに入り、BレジスタからAレジスタへの転送(MOVLD)命令等価になる。 また、比較命令は、演算そのもの減算命令同じだが、その演算結果大小関係結果ゼロか否か)をフラグ反映させれば目的達するが減算結果数値不要である。この場合に、Z=A-B に相当する命令プログラムすると、減算に伴いフラグレジスタの値が更新される一方で減算結果はどこにも保存されず、AレジスタとBレジスタ比較(CMP)命令等価になる。 その他、アドレッシングにおいて必ずオフセット指定する必要がある場合にゼロレジスタをオフセット指定することで、オフセット無しメモリアクセスできる。 この様に、ゼロレジスタと演算命令組み合わせることで、実質的に別の命令同等の処理を行わせることができる。

※この「ゼロレジスタ」の解説は、「レジスタ (コンピュータ)」の解説の一部です。
「ゼロレジスタ」を含む「レジスタ (コンピュータ)」の記事については、「レジスタ (コンピュータ)」の概要を参照ください。

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