フラグレジスタ
フラグレジスタとは、CPUの演算状態を示す値であるステータスレジスタの一種で、特に16ビット単位で扱われるステータスレジスタのことである。
フラグレジスタは、CPUが特定の命令を実行した後に自動的に付与される。主なフラグレジスタの値としては、桁あふれの発生に対して付けられる「OF」(オーバーフロー)や、演算結果がゼロになった場合に付けられる「ZF」(ゼロ)、同じく演算結果が負の値になった場合に付けられる「SF」(サイン)などがある。
フラグレジスタは16ビット単位のIntel 8086系のCPUで主に採用されている呼称であり、Pentiumなどで扱われる32ビット単位のステータスレジスタは特にEFLAGSレジスタと呼ばれ、64ビット単位のステータスレジスタはRFLAGSレジスタなどと呼ばれている。
ステータスレジスタ
(フラグレジスタ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 02:59 UTC 版)
ステータスレジスタ(英: status register)は、コンピュータのプロセッサなどにおいて、フラグのビットの集まったワードをその内容とするレジスタである。フラグレジスタやフラグバイト、コンディションコードレジスタなどとも呼ばれる。
- ^ a b c “(6502)The Instruction Set” (2002年1月2日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ “アーキテクチャの視点でみたARMコアの変遷と動向 ――LSI設計者は「ファミリ」に,ソフト開発者は「アーキテクチャ」に注目”. 電子・組み込み技術の総合サイト (2006年4月17日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ 田辺皓正編著『マイクロコンピュータシリーズ15 8086マイクロコンピュータ』丸善株式会社、1983年4月30日、13-14頁。
- 1 ステータスレジスタとは
- 2 ステータスレジスタの概要
- 3 脚注
フラグレジスタと同じ種類の言葉
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