ゼロ‐サプレス【zero suppress】
ゼロサプレス
ゼロサプレスとは、画面や帳票などで数値を表現する際、余分なゼロ(0)を出力しないようにすることである。
ゼロサプレスは、ある数値が書式で指定された桁数に満たない場合に先頭のゼロ(0)を空白に置き換えたり、削除したりする行為、もしくは、機能を意味する。ゼロの出力を抑えるという意味からゼロとサプレス(抑制)を組み合わせられた言葉である。
ちなみに、ゼロを抑制するのではなく、意図的に出力させることは、ゼロを詰めるという意味からゼロとパディング(詰める)を組合せ、ゼロパディングと呼んでいる。
なお、算術演算で用いられる言語ではゼロサプレスがデフォルトとなっているが、COBOLではゼロパディングがデフォルトである。このような理由により、ゼロサプレスとゼロパディングを逆の意味で使っているエンジニアも多い。
ゼロサプレス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 07:34 UTC 版)
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ゼロサプレスまたはゼロ抑制 (英: zero suppress, zero suppression) は、数の表記から冗長なゼロを除去することである。逆の処理を行う対義語はゼロパディングである。
- (例) 00049823 → 49823
(特に必要な場合を除いて)位取りに必要なゼロや有効数字にかかわるゼロは除去しない。
- (例) 002030 → 2030 (23 とはしない)
- (例) 2.45000×107 (000 が有効数字である場合は 2.45×107 とはしない)
関連項目
参考文献
- JIS X0022-1989 情報処理用語(計算機) P.6 番号22.03.29
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