ゼロ‐サプレスとは? わかりやすく解説

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ゼロ‐サプレス【zero suppress】

読み方:ぜろさぷれす

コンピュータープログラムなどで、取り扱う数値前後余分な0を取り除く処理。有効数字4桁表した9.800を9.8としたり、整数値の0001360を1360としたりする処理を指す。⇔ゼロパディング


ゼロサプレス

【英】zero suppress

ゼロサプレスとは、画面帳票などで数値表現する際、余分なゼロ(0)を出力しないようにすることである。

ゼロサプレスは、ある数値書式指定され桁数満たない場合先頭ゼロ(0)を空白に置き換えたり、削除したりする行為もしくは機能意味するゼロ出力抑えるという意味からゼロサプレス抑制)を組み合わせられ言葉である。

ちなみにゼロ抑制するではなく意図的に出力させることは、ゼロ詰めるという意味からゼロパディング詰める)を組合せゼロパディング呼んでいる。

なお、算術演算用いられる言語ではゼロサプレスがデフォルトとなっているが、COBOLではゼロパディングデフォルトである。このような理由により、ゼロサプレスとゼロパディングを逆の意味使っているエンジニアも多い。

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ゼロサプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 07:34 UTC 版)

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シャープ Compet 12。この機種では「038000000000」と頭に余分の0が付いて表示され、ゼロサプレスが行われていないことがわかる。
カシオ AX-120V。この機種は12桁の表示ができるが、ここでは「123」とだけ表示され、ゼロサプレスが行われていることがわかる。

ゼロサプレスまたはゼロ抑制 (: zero suppress, zero suppression) は、数の表記から冗長なゼロを除去することである。逆の処理を行う対義語はゼロパディングである。

  • (例) 00049823 → 49823

(特に必要な場合を除いて)位取りに必要なゼロや有効数字にかかわるゼロは除去しない。

  • (例) 002030 → 2030 (23 とはしない)
  • (例) 2.45000×107 (000 が有効数字である場合は 2.45×107 とはしない)

関連項目

参考文献

  • JIS X0022-1989 情報処理用語(計算機) P.6 番号22.03.29


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