製材工
概要解説 製材工場は、山で生産された丸太および輸入された丸太を用途に応じて製材機械により、板や角材、割材に挽きます。このような製材の工程は、木材のいろいろな利用、加工への入り口であり、この作業に従事するのが製材工です。製材工の仕事は、土場作業者、送材車ハンドルマン、腹押工、はな取り工、選別格付工、のこ目立工などに大別されます。最近では、各工場の自動化が進み、ひとりでいくつかの工程を受け持つことも多くなりました。 必要な能力・資格など 製材工になるには、特に資格は必要ありませんし、学歴や年齢の制限もありません。ただし、最近でこそ機械の自動化が進み、かつてのように肉体労働は少なくなっていますが、やはり大きな丸太を取り扱うため、健康であることと、体力のあることは基本条件となります。職種的には男子の就労が多く、現在でも8割強が男子だと言われています。一般には、入職後仕事をしながら技能を身につけてゆきます。一人前になるには、目立工の場合で5~7年、それ以外の職務で3~5年といわれていますが、はな取工は、未経験者であっても容易に就業できます。入職経路は、地域で近隣の人や知人の紹介によるものがほとんどです。 関連する職業
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