スルトの剣との同一視
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 10:16 UTC 版)
「レーヴァテイン」の記事における「スルトの剣との同一視」の解説
特に日本において、レーヴァテインを「スルトがラグナロクの時にふるう炎の剣」(詳細はスルトの項を参照)と同一視する傾向がある。たとえば新紀元社から出版されたエンターテイメント系の一般書『Truth In Fantasy VI 虚空の神々』(1990年)では、ラグナロクの解説部分でスルトが持つ炎の剣に触れ、その脚注でレーヴァテインを紹介し、「もしかしたらこのレーヴァテインが、スルトのもつ炎の剣なのかもしれません」と述べている。また同じく新紀元社から出版された一般書『魔法の道具屋』(1992年)では、上記の出自を紹介した上で、「世界をまるごと焼き尽くすという究極の武器」「ラグナロクでスルトが世界を焼き払う剣は、おそらくはこのレーヴァテインである」としている。巨人スルトは「枝の破滅」(炎の意味)を持っているという記述もある。しかし『フョルスヴィーズルの言葉』の中では、レーヴァテインがスルトの炎と同じであるとは明言されておらず、また他の神話の中でも、スルトの炎をレーヴァテインと明確に呼んだことはない。
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