スルトとムスペル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:55 UTC 版)
ラグナロクの日に神々と戦う軍勢には「ムスペルの子ら」と呼ばれる一団が含まれる。『ギュルヴィたぶらかし』第51章には、天を裂きつつ馬を駆って現れるムスペルの子らの先頭に、前後を炎に包まれたスルトがいるとされる。しかしこのムスペルは、『巫女の予言』においては火神ロキが舵をとるナグルファルの船に乗って東から攻めてくるとされ、南からやって来るとされるスルトと別行動をとっている。 ムスペルの名は『古エッダ』の『ロキの口論』第42節にもみえる。フレイがミュルクヴィズ(アースガルズとムスペルの国を隔てる森)を越えて現れるムスペルの子らと戦うことが語られるが、この部分にスルトの名は出てこない。
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