スラッシュメタルの流行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 21:57 UTC 版)
「ヘヴィメタル」の記事における「スラッシュメタルの流行」の解説
NWOBHMそのものは1980年代半ばにその勢いを失ってしまうが、各国で若者達がヘヴイメタル・バンドを結成するきっかけとなった。アメリカのアンダーグラウンドシーンでは、メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスなどのバンドが、ヴェノムをはじめとするNWOBHMやハードコア・パンクの影響を受けながら、よりヘヴィな音楽形態であるスラッシュメタルを確立。これらはテンポの速さ、リフに重きを置いたサウンド、ダークな世界観を特徴とし、グラム・メタルとは一線を画するものであった。 80年代後半のメタルシーンを席巻したスラッシュメタルも、似通ったスタイルのバンドの乱立などで衰退していくが、フロリダではスラッシュメタルの凶暴性を突き詰めたデスメタルが、北欧ノルウェーでは、デスメタルを否定し80年代スラッシュメタルへの回帰を唱えて、反キリスト教のコンセプトを強調したブラックメタルが誕生するなど、その後のエクストリーム・メタルシーンの成立に大きな影響を与えるとともに、シーンの細分化が進んだ。
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