スギ・ヒノキ暗色枝枯病
和名:スギ・ヒノキ暗色枝枯病 |
学名:(病原菌)Guignardia cryptomeriae Sawada |
(完全世代) |
分布: |
写真(上):枯損,枝枯症状 |
写真(下):樹幹の陥没 |
説明 スギでは苗木から成木に,ヒノキでは主に幼齢木に発生する。またカラマツにも発生が知られている。病原菌は東北地方以南に広く分布するが,被害は西南暖地とくに九州,四国に多い。病原は糸状菌の一種で子のう菌類に属する。外観健全な部分にも生息していることが多い菌である。枝付け根を中心に紡錘形の胴枯病斑を形成し,枝枯症状,樹幹の陥没や材の変色を引き起こす。また,黒心材の原因の一つでもある。干害と相まって集団的な枯損被害を引き起こす。寒風害,干害にともなって発生することから,こうした気象害の発生しやすい場所を避けることが望ましい。(不完全世代Macrophoma sugi Hara) |
スギヒノキ暗色枝枯病と同じ種類の言葉
- スギヒノキ暗色枝枯病のページへのリンク