スキハシコウとは? わかりやすく解説

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隙嘴鸛

読み方:スキハシコウ(sukihashikou)

コウノトリ科スキハシコウ属に含まれる総称


シロスキハシコウ

(スキハシコウ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/16 21:56 UTC 版)

シロスキハシコウ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: コウノトリ目 Ciconiiformes
: コウノトリ科 Ciconiidae
: スキハシコウ属 Anastomus
: スキハシコウ A. oscitans
学名
Anastomus oscitans
和名
スキハシコウ
英名
Asian Openbill

シロスキハシコウ(白隙嘴鸛、学名: Anastomus oscitans)は、スキハシコウ(隙嘴鸛)の和名で知られる[1][2]コウノトリ目コウノトリ科に分類される鳥類の1種である。

分布

南アジアインドスリランカ)からベトナムにかけて分布する。南アジアに生息するコウノトリ科の種の内で、最も生息数が多い種である。

形態

全長約81cm。体は白色で、風切羽、肩羽、尾羽は光沢のある黒色である。非繁殖期には背中の部分が灰色になる。眼の先から嘴の基部までは皮膚が裸出しており黒い。嘴は灰褐色、脚は黒みがかった桃色である。

幼鳥は頭から頸にかけてが褐色みをおび、頸から下は灰色である。

本種を含めたスキハシコウ属の種は嘴の上下に隙間があいており、和名の「スキハシコウ」の由来となっている。

生態

湖沼や、湿地などに生息する。

主に、タニシドブガイなどの貝類を食べる。蓋と貝殻や貝殻同士の隙間に下嘴を突っ込み、中身を取り出して食べる。カエルや昆虫類などの小動物型を食べることもある。

水辺の大木の上に、小規模のコロニーを形成して繁殖する。他種と混合コロニーを形成することもある。雌雄で造巣し、1腹3-5個の卵を産み、抱卵期間は25-30日である。抱卵、育雛は雌雄共同で行う。

脚注

  1. ^ 『三省堂 世界鳥名事典』 吉井正・三省堂編修所、三省堂2005年、284頁。ISBN 4-385-15378-7
  2. ^ Asian Openbill (Anastomus oscitans) (Boddaert, 1783)”. Avibase - the world bird database. BirdLife International. 2016年10月17日閲覧。

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、51頁

「スキハシコウ」の例文・使い方・用例・文例

  • スキハシコウ類
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