ジンケンエビ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:50 UTC 版)
ジンケンエビ Plesionika semilaevis Bate, 1888 体長9cmほど。額角は長く上方に反るが、複眼の前で一旦下方に弧を描く。5対の歩脚のうち後ろの3対が非常に細長い。西部太平洋、インド洋に広く分布し、日本では相模湾以南に分布する。水深300 - 700mほどの深海砂泥底に生息し、食用に漁獲される。和名のジンケンはレーヨンの古称「人絹」で、高級エビの代用として使われたことを絹の代用として使われたレーヨンに重ねたものである。「オキノシラエビ」「アカエビ」「アマエビ」などの別名がある。 オキノスジエビ Plesionika naval (Fabricius, 1787) 体長8cmほど。和名通り体側に赤の縦じまが4本あり、その間は交互にピンクと白になっている。額角や触角、歩脚が非常に細長い。日本では房総以南の太平洋側に分布し、水深50-400mの岩礁域に群れで生息する。和名に「スジエビ」とあるが、スジエビ類はテナガエビ科で、オキノスジエビとは別の科に属する。
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