ジョンソン首相就任から9月末までの詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:56 UTC 版)
「イギリスの欧州連合離脱」の記事における「ジョンソン首相就任から9月末までの詳細」の解説
8月28日、新首相のジョンソンは、9月9日の週から10月13日までの約1カ月間、議会の閉会を決めた。これは離脱反対派の抵抗を封じる狙い(ただ、この時期は、主要政党の党大会が行われるため、議会休会は慣例でもあった)。 9月4日、下院は、EUからの離脱延期を政府に求める法案を賛成327、反対299で可決した。10月19日までに離脱案が英議会で承認されなければ、10月末から2020年1月末へ離脱の期限を延期するようEUに申請することを政府に義務付けるもの。これに対抗するべく、ジョンソンは、解散総選挙の動議を提出するが、賛成298、反対56で、全議員(650)の3分の2の賛成が得られず、動議は否決される。2011年議会任期固定法により、解散総選挙の動議の可決のためには、全議員の3分の2の賛成が必要である。 9月5日、ジョンソンは、「EU離脱を現在の期限である10月31日から延期するくらいなら溝でのたれ死んだ方がましだ」と発言。 9月10日、ジョンソンは、2度目の解散総選挙の動議を提出するが、賛成293で、全議員の3分の2の賛成が得られず、動議は否決される。議会は休会に入る。 9月24日、英最高裁判所は、ジョンソン首相が10月13日までの議会の閉会を決めたことについて、違法、との判決を下した。これを受け、議会は25日に再開する。
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