ジョンストン家への複雑な叙爵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/07 22:56 UTC 版)
「アナンデイル=ハートフェル伯爵」の記事における「ジョンストン家への複雑な叙爵」の解説
廷臣ジェームズ・ジョンストン(英語版)(?-1653)はイングランド内戦期を騎士党派として過ごし、やがて三王国戦争下のフィリップホーの戦いで敗れた人物である。彼は1633年6月20日にロッホウッドのジョンストン卿(Lord Johnstone of Lochwood)を授けられたのち、1642/3年3月18日にはハートフェル伯爵(Earl of Hartfell)及びロッホウッド、モファットデイル、エヴァンデイルのジョンストン卿(Lord Johnstone of Lochwood, Moffatdale and Evandale)に叙された。彼ののちは同名の息子ジェームズが爵位を襲った。 2代伯ジェームズ(?-1672)は1660/1年2月13日にハートフェル伯爵以下を一度王冠に返還のうえ、「アナンデイル伯爵(Earl of Annandale)」及びロッホウッド、モファットデイル、エヴァンデイルのジョンストン卿(Lord Johnstone of Lochwood, Moffatdale and Evandale)として再叙爵を受けた。 ただし、勅許状には付帯条件があり、「①伯爵位を統合扱いして『アナンデイル=ハートフェル伯爵』と呼称すること、②先官の礼をもって1643年3月18日の創設とみなすこと、③継承条件は男系男子であること」が定められていた。 この2つの爵位の承継規定は1662年4月23日にさらに拡張されて、女系による継承もあわせて認めるものとなる。
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