ジャンヌレ邸
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「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の記事における「ジャンヌレ邸」の解説
ジャンヌレ邸ないしジャンヌレ=ペレ邸 (Villa Jeanneret-Perret, La Chaux-de-Fonds, 1912) は、スイスのラ・ショー=ド=フォンで両親のために建てられたル・コルビュジエ初期の住宅である。「白い家」(Maison blanche) とも呼ばれる。ル・コルビュジエはこの家を建てる前年に、半年かけて東ヨーロッパの諸都市やギリシア、イスタンブールなどを巡っていた。旅行以前のル・コルビュジエのスタイルは地元の建築様式であるシャレー・スタイルを踏襲したものだったが、このジャンヌレ邸はそこからの脱却を最初に示した作品となった。1階は彼とその兄弟向け、3階は両親向けで、2階が音楽サロンや居間になっており、音楽サロンの様式には、パッラーディオなどに見られる柱が意識されている。外観の屋根や連続窓は新古典主義建築の影響が指摘されている。1919年に経済的理由でジャンヌレ家はこの家を手放し、ジュケール (Jeker) という人物の手に渡ったが、現在では「白い家」協会が管理をしている。 2009年の推薦時には「個人邸宅」に分類されていた。
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