ジャコバイトとの関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/01 10:12 UTC 版)
「神の御子は今宵しも」の記事における「ジャコバイトとの関連」の解説
この讃美歌は、チャールズ若僭王(ボニー・プリンス・チャーリー)に捧げられた、ジャコバイト誕生の詩としても知られるようになった。 ダラム大学音楽学部の主任教授であるベネット・ゾンは、この曲は実質的なチャールズ王への詩であり、恐らく、faithfulという単語がキーワードとなったジャコバイトの暗号が、ベツレヘム(イングランド)やAngelom(天使)とAnglorum(イングランド人)のごろ合わせであるRegem Angelorumといった、ジャコバイトが普通に使う暗号と共に組みこまれていると主張している。 1740年代から1770年代にかけて、初期のこの曲が、イングランドのカトリック教会の典礼書にひろく記載されたため、典礼書は、国を追われたチャールズ王への祈祷のようになってしまった。ウェードの手になる典礼書では、この曲は往々にしてジャコバイトのバラの意匠で飾られていたが、他の著者の典礼書では、暗号化された詩が何を意味するが、曲とともに記載されていた。スチュアート王朝の終焉とともに、多くのカトリック信者がフランスのドウェーに亡命し、ウェードもその一人であったため、ドウェーでこの曲は書かれたと言われている。
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