ジタンの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:06 UTC 版)
ジタンはパッケージと煙草自体の形状、そして煙草の封入配置が特異であることが知られている。まずパッケージはスライド式の二重箱デザインを採用し、縦に短く、横に長いものだった。マールボロなどの典型的な1対1.62の黄金比形状ではなく、約1対1.4の白銀比の比率である。次に煙草自体であるが、フィルター部分が異様に短い。従来は葉の部分が太かったが、2010年6月より、一般的な太さになっている。最後に通常は6・7・7の3列で封入されている煙草であるが、ジタンは縦横が逆転しているが故に10本が2列になって封入されている。このパッケージと煙草の形状、そして煙草の配置の故に、残りが少なくなるとパッケージの中で煙草が大きく動き、ポケットの中に煙草の葉が大量にこぼれる可能性が大きい。また、他のタバコと比べて灰皿の中でフィルターに引火しやすいため、吸った後の消火は念入りにする必要がある。 2019年4月より、一般的なボックスパッケージの背を低くしたものへの変更がされた。 使われる葉は一般的な葉ではなく、発酵した黒い葉を使っているため、香りや味は葉巻に近いといわれる。そのため、本人はともかく、周りの人の評価は賛否が別れるところである。煙は色が薄く、比較的少なめ。 一方、ジタン・ブロンドは一般的なアメリカンブレンドの葉を採用している。ただし、ゴロワーズ・ブロンドと同様に、一般的に売られているアメリカンブレンドと比べると、オリエント葉の味が強調されている。
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