ジギスヴァルト
ジギスヴァルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:07 UTC 版)
トラオクヴァール王の第一王子。王座に近付くため、第一夫人としてエグランティーヌを望んでいたが、アナスタージウスにエグランティーヌを譲る代わりに次期国王の座を得た。己の都合の悪いことはすぐ忘れ、地位を笠に着て他者に自分の意見を強要する悪い意味での王族らしさに染まっている。ランツェナーヴェとアーレンスバッハの起こした乱の後始末の会議でもその態度は治らず、ツェントの座に就くための条件の一つである王族より上位となったローゼマイン相手に名捧げすることを拒否。もう一つの条件である神々との契約への拒否感をも示してしまう。己の立場も弁えず失った地位にしがみつこうとする姿はあまりにも愚かで見苦しく、もはや矯正不可能としてトラオクヴァール自身の手で次期ツェントの座をはく奪される。その後廃領地を分割して新たに作られた領地のアウブとなるが、傍から見れば相当の困難が待ち受けているにもかかわらず己の立場を未だ弁えられていない様子が伺えて、すぐに領地の順位は下がっていき未来は明るくないと考えられている。
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