ジェームズ・キャメロンの「スクリプトメント」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:43 UTC 版)
「スパイダーマンの映画作品」の記事における「ジェームズ・キャメロンの「スクリプトメント」」の解説
数ヶ月後、ジェームズ・キャメロンは以前とは別のストーリーを描いた47ページの「スクリプトメント(英語版)」(あらすじ以上シナリオ未満の詳細な概要)を提出した。この「スクリプトメント」ではスパイダーマンのオリジンが語られ、コミックのエレクトロとサンドマンがヴィランとして登場する。キャラクターはどちらも原作からアレンジされている。「エレクトロ」は、マックス・ディロンではなくカールトン・ストランドという新たな名前を持ち、電力ではなく情報エネルギーをコントロールする力を持つ。また「サンドマン」はフリント・マルコではなく単にボイドと呼ばれ、ビーチで核爆発に巻き込まれて生まれたのではなく、フィラデルフィア計画のようなバイオロケーションと原子混合実験によって突然変異した設定となった。ストーリーのクライマックスではワールドトレードセンターの頂上で戦い、ピーター・パーカーがメリー・ジェーン・ワトソンに正体を明かす。さらにこのトリートメントでは多くの卑語が含まれ、スパイダーマンとメリー・ジェーンのセックスも描かれた。 1992年4月、カロルコは財政難と法的な問題により『スパイダーマン』の製作を断念した。
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