シリーズ 700
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 14:02 UTC 版)
シリーズ 700 は "Snakes"ワークステーション(705, 710, 720, 730, 750)から始まった。これらは PA7000プロセッサを搭載し、NCR 53c700 SCSIコントローラを備えていた。 後継機種(715/33, 715/50, 715/75, 725/50, 725/75, 735/99, 735/125, 755/99, 755/125)はPA7100プロセッサを搭載していた。スラッシュ(/)の後の数字はプロセッサのクロック周波数を示している。 さらに後継として 712/60, 712/80, 712/100, 715/64, 715/80, 715/100, 715/100 XC, 725/100が登場した。これらは PA7100LC プロセッサと Lasi ASIC を搭載してGSCバスで接続されていた。Lasi ASICは、NCR 53c710 SCSIインターフェイスとインテルのApricot 10Mビットイーサネットインターフェイス、CD品質のサウンド、PS/2キーボードおよびマウス、シリアルとパラレルポートをまとめたものである。712シリーズ以外は、Wax ASIC を使ってEISAアダプタを接続しており、二つ目のシリアルポートとHILバスをサポートしている。 なお、712シリーズに搭載されたPA7100LCはCPUレベルでマルチメディア機能が強化されていた。例えば、追加バッファ無しで擬似的に24bitカラーを表示させる機能やMPEG-1のデコード支援機能を搭載していた。これらはHP提供のマルチメディア機能ソフトウェア(M-Power)他で利用可能だった。
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