ザゼンソウ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 14:36 UTC 版)
ザゼンソウ属(Symplocarpus)には、以下の種がある。日本で見られるものはザゼンソウ、ヒメザゼンソウとナベクラザゼンソウの3種である。ヒメザゼンソウは花の大きさが数cmでザゼンソウよりもかなり小さく、夏頃に開花する。ナベクラザゼンソウは長野県飯山市の鍋倉山で発見され、2001年に新種としてと登録された種で、2011年6月にザゼンソウと同じ発熱植物であることが確認された。 そのほか亜種として、ザゼンソウの斑入りである「フイリザゼンソウ」とザゼンソウの苞が緑色や黄緑がかった白色をしている「アオザゼンソウ」、ヒメザゼンソウに斑が入った「フイリヒメザゼンソウ」とヒメザゼンソウの苞が緑色をした「ミドリヒメザゼンソウ」がある。 ザゼンソウ(S. renifolius Schott ex Tzvelev) アメリカザゼンソウ(S. foetidus (L.) Salisb. ex W.P.C.Barton)フイリザゼンソウ(S. foetidus Salisb. ex W.P.C.Barton var. latissimus H.Hara f. variegatus Otsuka) - ザゼンソウの葉に斑が入ったもの。 アオザゼンソウ- ザゼンソウの苞が緑色や黄緑がかった白色をしたもの。 ナベクラザゼンソウ(S. nabekuraensis Otsuka et K.Inoue) - 長野県の危急種。 ヒメザゼンソウ(S. nipponicus Makino) - 本州の多数の都道府県でレッドリストの指定を受けている。フイリヒメザゼンソウ(S. nipponicus Makino f. variegata T. Koyama) - ヒメザゼンソウに斑が入ったもの。 ミドリヒメザゼンソウ(S. nipponicus Makino f. viridispathus J.Ohara ) - ヒメザゼンソウの苞が緑色をしたもの。 ロシアザゼンソウ(仮称)(S. egorovii N.S.Pavlova & V.A.Nechaev)[23] - 2005年にロシアで発見された新種。
※この「ザゼンソウ属」の解説は、「ザゼンソウ」の解説の一部です。
「ザゼンソウ属」を含む「ザゼンソウ」の記事については、「ザゼンソウ」の概要を参照ください。
- ザゼンソウ属のページへのリンク