サルウィンツバキ Camellia saluensis
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 16:06 UTC 版)
「ツバキ属」の記事における「サルウィンツバキ Camellia saluensis」の解説
雲南省から四川省にかけて分布。花色は白から桃色、花径4〜8.7cm。温暖湿潤な気候では病気になりやすく、耐寒性は中程度で-8℃まで。イギリスなど北部ヨーロッパでのツバキ栽培を容易にした、ウィリアムシー交配種の成立に重要な役割を果たした。夏が涼しく、光が弱くてもその後の花つきがよいという同グループの性質は、この種から受け継がれたとされる(一方でこの種の影響で暖地では枯れ込みやすい物もある)。強い耐寒性はもう一方の親のヤブツバキ系統由来である。なお、ウィリアムシーとはこのグループの最初の品種「J・C・ウィリアムズ (J.C.Williams)」に由来する名前である。
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