サファーとマルワとは? わかりやすく解説

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サファーとマルワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 02:25 UTC 版)

サファー (アラビア語: الصّفا‎、Aṣ-Ṣafā) とマルワ (アラビア語: المروة‎、Al-Marwah) は、サウジアラビアメッカに建つマスジド・ハラームにある2つの小さな丘である。ハッジウムラーの儀式において、ムスリムはその間を7往復する。サファーとマルワは、神が預言者イブラーヒームとその妻ハジャール、そしてその子イスマーイールに与えた試練の舞台であり、ハジャールはイスマーイールに与える水を求めて一人でサファーとマルワの間の砂漠を7往復した。この故事にちなみ、巡礼に訪れたムスリムはその苦難と神の慈悲を追体験するため、サファーとマルワの間を7往復するのである。


  1. ^ Mohamed, Mamdouh N. (1996). Hajj to Umrah: From A to Z. Amana Publications. ISBN 0-915957-54-X 


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サファーとマルワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 09:17 UTC 版)

マスジド・ハラーム」の記事における「サファーとマルワ」の解説

詳細は「サファーとマルワ」を参照 サファーアラビア語: ٱلـصَّـفَـا‎, Aṣ-Ṣafā)とマルワ(ٱلْـمَـرْوَة, Al-Marwah)は、カアバ聖殿近くにある二つの丘の名前であるが、21世紀現在マスジド・ハラーム宗教建築複合内部取り込まれている。サファーの丘はカアバから800メートルほど離れた場所に位置しマルワの丘は同じくカアバから約100メートル位置にある。二つの丘の間の距離は約450メートルである。 ムスリムの間で信じられている神話的物語体系においてはイブラーヒームの妻、ハガルが、この二つの丘の間を、幼いイスマーイールのために探して走っていたところ、神(アッラー)がハガルのために泉を湧き出させた、という。この泉こそがザムザムの泉井戸)とされている。巡礼中のムスリムは、この伝説に倣ってサファーとマルワの間を7回、行ったり来たりする。この行きつ戻りつ歩行儀式をサイー(アラビア語: سَـعِى‎, saʿy)という。

※この「サファーとマルワ」の解説は、「マスジド・ハラーム」の解説の一部です。
「サファーとマルワ」を含む「マスジド・ハラーム」の記事については、「マスジド・ハラーム」の概要を参照ください。

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