サガミトリゲモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/13 11:29 UTC 版)
サガミトリゲモ | |||||||||||||||||||||
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サガミトリゲモ
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() |
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Najas foveolata A Br. ex Magnus |
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シノニム | |||||||||||||||||||||
Najas indica (Willd.) Cham. |
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和名 | |||||||||||||||||||||
サガミトリゲモ |
サガミトリゲモ(Najas foveolata)は、トチカガミ科イバラモ属に属する一年生の植物。ため池や湖沼などに生息する水草である。和名はヒロハトリゲモともされる。
目次 |
分布
アジア東部に生育。日本では、北海道と沖縄を除く各地に分布している[2]。日本では、全国的に減少傾向にある[3]。
形態、生態
沈水性の水草で、細かく分枝した茎に、やや扁平した糸状の葉が5輪生する[4]。葉には細かい鋸歯がある。花期は7-9月、葉腋に雄花、雌花をつけ、そこに長さ2.5-3mmの種子をつくり繁殖する[2]。
類似種
トリゲモなど同属の各種と非常に似ている。サガミトリゲモの種子には、ルーペでも確認できる網目模様があり、それによって他種と区別できる[2]。
利用
アクアリウムにおいて、水槽に植えられることがある。
保全状況評価
- LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1(2001))
- 絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)
脚注
- ^ Zhuang, X. 2011. Najas indica. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 12 October 2011.
- ^ a b c 角野康郎 『日本水草図鑑』 文一総合出版、1994年。 p.56
- ^ 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.436
- ^ 神戸市立教育研究所(1985)「神戸の水生植物」(神戸の自然14)
関連項目
固有名詞の分類
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