サウロマタイとサルマタイとは? わかりやすく解説

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サウロマタイとサルマタイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 20:39 UTC 版)

サルマタイ」の記事における「サウロマタイとサルマタイ」の解説

サルマタイの名が初め登場するのは紀元前4世紀ギリシア著作である。それ以前ヘロドトスなどに記されたようにサウロマタイという名前のよく似た民族登場していた。サウロマタイサルマタイ直接祖先とされ、考古学的にドン川から西カザフスタンにいたるまでの地域における紀元前7世紀から紀元前4世紀文化サウロマタイ文化とし、それに続く文化サルマタイ文化紀元前4世紀 - 紀元前2世紀)としている。 ヘロドトスによるとサウロマタイウラル川からヴォルガ川流域草原地帯遊牧営んでいたが、ヒッポクラテス記したように紀元前5世紀末になるとマイオティス湖(アゾフ海周辺移住していた。紀元前4世紀中葉になると、クニドスのエウドクソスタナイス川(ドン川)に住むシュルマタイ(syrmatai)というサウロマタイ系の部族記録し、カリュアンダのスキュラクスもタナイス川(ドン川)にシュルマタイの存在記しサウロマタイの一集団とした。しかし、フィリッポフカ古墳発掘調査によると、紀元前5世紀末までにウラル川中流域サルマタイ勢力増大していたことが明らかとなる。

※この「サウロマタイとサルマタイ」の解説は、「サルマタイ」の解説の一部です。
「サウロマタイとサルマタイ」を含む「サルマタイ」の記事については、「サルマタイ」の概要を参照ください。

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