ゴールデン・ナゲット

アイビー図鑑

ゴールデン・ナゲット(Golden Nugget)

ヘリックス種(Helix) ナゲットは金鉱のかたまりの意味でなかなかたいした名前だ。 べつに金鉱の近くで発見されたものではない。これの身元はよく分からない。 いわゆるボケ斑のタイプで気温が高くなると丸い葉の中心部にぼんやりと黄色の斑が現れる。この色が名前の由来らしい。 この斑は年によって現れたり現れなかったりする。 ボケ斑の仲間にはゴールドウオークやセレナーデ、タイガー・アイズなどがある。これらはいずれも斑が出るかどうかで毎年気を揉ませる。 ナゲットは冬場には斑が完全に消え去り、かなりの激しさで紅葉する。 ゴールドウオークよりやや小さめの中葉で幅４センチ長さ５センチほど。この紅葉は寄せ植えに使うと便利。 金鉱ならぬ紅葉で冬場には人気が出る。 余談だが１０年前は紅葉し始めたアイビーの苗を見て地元の花屋さんは「こげんもん、だれも買わんばい」と言っていた。 その紅葉を寄せ植えに使うと色の対比が面白く人気が出た。 東京や大阪の花屋さんから紅葉苗の注文が来るようになった。 きっかけがあると「だれも買わんばい」も争って買って貰えるようになる。 （ゴールドウオーク、セレナーデ参照）