コーク・シティとは? わかりやすく解説

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コーク・シティFC

(コーク・シティ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/06 15:18 UTC 版)

コーク・シティFC
創設年 1984年
所属リーグ リーグ・オブ・アイルランド
所属ディビジョン プレミアディビジョン
ホームタウン コーク
ホームスタジアム ターナーズ・クロス
収容人数 7,485
監督 ニール・フェン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

コーク・シティ・フットボール・クラブアイルランド語: Cumann Peile Chathair Chorcaí, 英語: Cork City Football Club)は、アイルランドコークをホームタウンとするサッカークラブ。

歴史

1984年、1984-85シーズンのリーグ・オブ・アイルランド参入が決定すると、シニアチームはリー川河岸に戻り、コーク・シティFCが誕生した。チェルシーコーク・セルティックFC英語版で活躍した英雄であるボビー・タンブリングが最初の監督に就任したが、成績不振により13試合を指揮したのみで元ストーク・シティの選手であるトニー・アレンと交代した。クラブは元リヴァプールのテリー・マクダーモットの獲得を決定し、ファーストディビジョン降格を逃れた。しかし、カップ戦では2回戦でドロヘダ・ユナイテッドに敗れた。[1]

1987年、元アイルランド代表のエイモン・オキーフが監督に就任すると、ターナーズ・クロスで開催された1987-88シーズンのリーグ・オブ・アイルランドカップ決勝戦でシャムロック・ローヴァーズに勝利し、クラブ初となる全国タイトルを獲得した。[1]

1993年、1992-93シーズンのプレミアディビジョンで初優勝を飾った。レギュラーシーズンを終えた時点で、コーク・シティとボヘミアンシェルボーンの3チームが勝ち点で並んだため、3チームによる優勝決定戦(2回戦総当たり戦)が行われた。しかし、1回目の優勝決定戦でも3チームが勝ち点で並んだため、さらに2回目(1回戦総当たり戦)が行われた。コーク・シティはボヘミアン、シェルボーンに連勝し、初優勝を決めた。[1]

1998年、1997-98シーズンのFAIカップで初優勝を果たした[1]

2007年、クラブの所有権は投資会社Arkagaに売却された。2008年8月、クラブは財政問題に直面し、Examinership(アイルランド独特の法律)を適用された。同年10月、トム・コフランがクラブを引き継ぎ、Examinershipは終了したが、財政問題は解決できず、2010年にはリーグ・オブ・アイルランドのライセンス取得に失敗、最終的にクラブの持株会社Cork City Investment FC Limitedが裁判所によって解散を命じられた。解散後すぐにサポーター集団は新しいクラブの創設に動き、コーク・シティFORAS CO-OP(FORAS: Friends Of the Rebel Army Society)の名前でライセンスを取得し、ファーストディビジョンに参入した。同年6月、クラブはコーク・シティFCの名称権を買い取り、コーク・シティFCのクラブ名が復活した。[1]

2011年、ファーストディビジョン最終節で首位シェルボーンと敵地で対戦し、後半アディショナルタイムにグラハム・カミンズが勝ち越しゴールを決める劇的な幕切れで逆転優勝を果たした。サポーターによって所有されるクラブは3シーズンぶりのプレミアディビジョン復帰を決めた。[1]

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

  • なし

出典[1]

過去の成績

シーズン ディビジョン FAIカップ リーグカップ
リーグ 順位
1984-85 リーグ・オブ・アイルランド 9位 30 10 8 12 30 39 28
1985-86 リーグ・オブ・アイルランド 10位 22 3 7 12 23 44 13
1986-87 リーグ・オブ・アイルランド 7位 22 7 4 11 30 34 18
1987-88 リーグ・オブ・アイルランド 7位 33 12 10 11 41 47 34 優勝
1988-89 リーグ・オブ・アイルランド 8位 33 8 10 15 29 36 26 準優勝
1989-90 リーグ・オブ・アイルランド 5位 33 14 9 10 35 24 37
1990-91 リーグ・オブ・アイルランド 2位 33 19 12 2 45 18 50
1991-92 リーグ・オブ・アイルランド 3位 33 16 11 6 47 30 43 準優勝
1992-93 リーグ・オブ・アイルランド 1位 32 16 8 8 47 34 40
1993-94 リーグ・オブ・アイルランド 2位 32 17 8 7 60 36 59
1994-95 リーグ・オブ・アイルランド 7位 33 15 4 14 55 42 49 優勝
1995-96 リーグ・オブ・アイルランド 9位 33 12 8 13 37 41 411
1996-97 リーグ・オブ・アイルランド 4位 33 15 9 9 38 24 54 準優勝
1997-98 リーグ・オブ・アイルランド 3位 33 14 11 8 50 40 53 優勝
1998-99 リーグ・オブ・アイルランド 2位 33 21 7 5 62 25 70 優勝
1999-00 リーグ・オブ・アイルランド 2位 33 16 10 7 53 32 58
2000-01 リーグ・オブ・アイルランド 3位 33 15 11 7 36 29 56
2001-02 リーグ・オブ・アイルランド 6位 33 14 7 12 48 39 49
2002-03 リーグ・オブ・アイルランド 4位 27 11 6 10 37 34 39
2003 リーグ・オブ・アイルランド 3位 36 13 14 9 43 33 53
2004 リーグ・オブ・アイルランド 2位 36 18 11 7 52 32 65 2回戦敗退 準々決勝敗退
2005 リーグ・オブ・アイルランド 1位 33 22 8 3 53 18 74 準優勝 準々決勝敗退
2006 リーグ・オブ・アイルランド 4位 30 15 11 4 37 15 56 2回戦敗退 2回戦敗退
2007 リーグ・オブ・アイルランド 4位 33 15 10 8 44 32 55 優勝 準々決勝敗退
2008 リーグ・オブ・アイルランド 5位 33 15 11 7 45 28 462 準々決勝敗退 準決勝敗退
2009 リーグ・オブ・アイルランド 3位 36 17 9 10 42 28 60 3回戦敗退 2回戦敗退
2010 ファーストディビジョン 6位 33 15 7 11 39 31 52 3回戦敗退 2回戦敗退
2011 ファーストディビジョン 1位 30 20 9 1 73 26 69 準々決勝敗退 準優勝
2012 リーグ・オブ・アイルランド 6位 30 8 12 10 38 36 36 3回戦敗退 2回戦敗退
2013 リーグ・オブ・アイルランド 6位 33 13 7 13 47 50 46 3回戦敗退 準々決勝敗退
2014 リーグ・オブ・アイルランド 2位 33 22 6 5 51 25 72 3回戦敗退 準々決勝敗退
2015 リーグ・オブ・アイルランド 2位 33 19 10 4 57 25 67 準優勝 準々決勝敗退
2016 リーグ・オブ・アイルランド 2位 33 21 7 5 65 23 70 優勝 準々決勝敗退
2017 リーグ・オブ・アイルランド 1位 33 24 4 5 67 23 76 優勝 準決勝敗退
2018 リーグ・オブ・アイルランド 2位 36 24 5 7 71 27 77 準優勝 2回戦敗退
2019 リーグ・オブ・アイルランド 8位 36 9 10 17 29 49 37 2回戦敗退 準々決勝敗退
2020 リーグ・オブ・アイルランド 10位 18 2 5 11 10 30 11 2回戦敗退 中止
2021 ファーストディビジョン 6位 27 8 9 10 37 28 33 2回戦敗退
2022 ファーストディビジョン 1位 32 20 8 4 63 22 68 2回戦敗退
2023 リーグ・オブ・アイルランド 36

1 勝ち点3減点。
2 勝ち点10減点。

欧州の成績

歴代監督

  • ジョン・コーフィールド英語版 2014-2019
  • ニール・フェン 2019-

歴代所属選手

脚注

  1. ^ a b c d e f g History”. Cork City Football Club. 2015年3月14日閲覧。(英語)

外部リンク


コーク・シティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:17 UTC 版)

シェーン・ロング」の記事における「コーク・シティ」の解説

2004年7月スポーツ奨学金でパット・ドーラン (en) 監督率いコーク・シティFC入団する。ダミアン・リチャードソン (en) 監督新たに就任した際の翌2005年シーズン1軍昇格を果たすと、3月25日ジョー・ギャンブル (en) と交代によって後半からリーグ・オブ・アイルランド初出場飾り5月2日のセタンタ・スポーツカップ戦でも交代によって後半から出場している。コーク・シティでは、僅かな出場だったものの、イングランドからのスカウトの目に留まりドーラン監督双子フットボールリーグ・チャンピオンシップレディングFCのエイモンド・ドーラン (en) コーチから切望されて、2005年6月7日同僚ケヴィン・ドイルと共に移籍した

※この「コーク・シティ」の解説は、「シェーン・ロング」の解説の一部です。
「コーク・シティ」を含む「シェーン・ロング」の記事については、「シェーン・ロング」の概要を参照ください。

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