コーク・バター博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/05/18 02:47 UTC 版)
 コーク・バター博物館Músaem Ime Chorcaí | |
|---|---|
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| 施設情報 | |
| 専門分野 | バター 博物館 |
| 学芸員 | Peter Foynes |
| 開館 | 1985年 |
| 所在地 | コーク,アイルランド |
| 位置 | 北緯51度54分10秒 西経8度28分36秒 / 北緯51.9027度 西経8.4767度 |
| 外部リンク |
thebuttermuseum |
| プロジェクト:GLAM | |
コーク・バター博物館（コーク・バターはくぶつかん、英語: Cork Butter Museum）は、アイルランドのコーク市にある博物館で、コーク県におけるバターの生産と販売の歴史を記録している。この博物館は、旧コーク・バター取引所(The Butter Exchange)に設置されている。バター取引所は、1770年にオープンし海上貿易で栄えたコークの経済の中心だった。1892年には貿易量がピークに達し、輸出量は50万樽に及んだ。第一次大戦後、経済が低迷し、取引所は1924年に閉鎖された。[1]
歴史
コーク・バター市場の建物は、市内のシャンドン地区に位置し、[2] 1849年に建てられたものである。[3]シャンドンはアイルランド最大のシャンブルズ（屋外精肉店）であり、取引所はこの商業地区にあった。19世紀の取引所の最盛期には、コークは世界最大のバター輸出国であり、バターはオーストラリアやインドにも輸出されていた。[4][5]
展示
この博物館は、アイルランドにおけるバター貿易が歴史的に果たした役割を展示している。19世紀の国際バター取引所、国内でのバター生産、そして近年のケリーゴールド社の事業に関する展示があり、アイルランドの商業、社会、そして家庭史の要素を網羅している。[2][6] 展示は、乳牛の飼育から商業的なバター貿易に関する文書や遺物まで、バター生産の様々な要素を来館者に紹介することを目的としている。[7] 博物館のコレクションには、1000年前の中世の湿地バターの容器を含む酪農用品も含まれている。[8]
所在地
- Tony O'Reilly Centre, O'Connell Sq., Shandon, Cork
開館時間
- 3～6、9、10月 10:00～17:00
- 7、8月 10:00～18:00
- 11～2月 10:00～15:30[9]
近在の施設
- 聖アン教会(シャンドン教会)
関連資料
- アリス・テイラー『アイルランド田舎物語: わたしのふるさとは牧場だった』新宿書房、1994年
関連項目
- イングリッシュマーケット
脚注
- ^ A05 地球の歩き方 アイルランド 2025～2026. 地球の歩き方. (2024). p. 146
- ^ a b “Cork Butter Museum”. Ask About Ireland. 2015年6月4日閲覧。
- ^ “Shandon Craft Centre, Exchange Street, Cork City, Cork City”. National Inventory of Architectural Heritage. 2015年6月4日閲覧。
- ^ “How we built Ireland – exploring our proud engineering heritage”. The Engineers Journal. 2015年6月4日閲覧。
- ^ “Museums and Attractions - Cork Butter Museum”. Discover Ireland. 2015年6月4日閲覧。
- ^ “Cork Butter Museum (Industrial)”. Irish Museums Association. 2015年6月4日閲覧。
- ^ The Liffey Press (2006). The Museums of Ireland: A Celebration. Dublin: The Liffey Press. pp. 126–127. ISBN 1904148883
- ^ “20 Museums for Food Lovers in Europe”. Travel Away. 2015年6月4日閲覧。
- ^ “バター取引所跡とコーク バター博物館”. 4travel.jp. 2025年5月18日閲覧。
| 全般 | |
|---|---|
| 国立図書館 | |
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