コワルスキとDEC-10Prologとは? わかりやすく解説

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コワルスキとDEC-10Prolog

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 02:49 UTC 版)

Prolog」の記事における「コワルスキとDEC-10Prolog」の解説

彼らグループ理論的な助言与えていたエジンバラ大学のロバート・コワルスキとデービッドH・Dウォレン汎用機 DECsystem10 上にマルセイユ大学とはシンタックス異な処理系作り上げた。これは後に DEC-10 Prolog呼ばれることになるが、ISO 標準規格を含む今日動作する Prolog 処理系はほとんどがこの系統シンタックスに従っている。 desc(X,Y) :- child(X,Y).desc(X,Z) :- child(X,Y),desc(Y,Z).brothersister(X,Y) :- child(Z,X),child(Z,Y),dif(X,Y). コワルスキその後インペリアル・カレッジ・ロンドン移り1979年集大成ともいえる「Logic for Problem Solving」を著しその後のこの言語論理プログラミング研究決定的な影響与えたコワルスキ活動と DEC-10 Prolog存在によって、英国Prolog 研究の中心となったエジンバラ大学W・F・クロックシンとC・S・メリシュの著わした「Programming in Prolog」は長く Prologバイブル本として利用された。エジンバラ大学からSRIインターナショナル転じたディビッド・ウォレンは1983年 Prolog仮想マシンコードであるWarren's Abstract Machine英語版)(WAM)を発表したこの後Prolog 処理系実装は、一旦C言語などでこの仮想マシンコード実装して、その上で Prologソースコードをこのマシンコード変換するコンパイラ用意するという手順を踏むことによって、開発簡素化し実装上の標準化を図ることが普通になった。日本新世代コンピュータ技術開発機構Prolog マシン PSI19871988年頃に開発された PSI2 からこれ採用したし、その後開発されProlog 処理系多くこの方式に従った1976年SRI留学していた古川康一はカルメラウアーらの Prolog 処理系リストを見つけ帰国時に電子技術総合研究所持ち帰った当時電子技術総合研究所推論機構研究室長をしていた淵一博はこのリスト解析して Prolog 処理系走らせルービックキューブを解くプログラム作成するなど論理プログラミング対す理解深めていった。 1978年MIT留学中中島秀之が「情報処理」誌に紹介記事寄稿してProlog日本でも広く知られるようになった

※この「コワルスキとDEC-10Prolog」の解説は、「Prolog」の解説の一部です。
「コワルスキとDEC-10Prolog」を含む「Prolog」の記事については、「Prolog」の概要を参照ください。

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