コロリョフのN1-L3プラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/18 14:29 UTC 版)
「LK (着陸船)」の記事における「コロリョフのN1-L3プラン」の解説
セルゲイ・コロリョフの有人月面着陸の最終プランはアポロ計画と同じ、月軌道ランデブーの手法を採用していた。 ソユーズの改良型、LOK (Soyuz 7K-L3)コマンド船(Lunniy Orbitalny Korabl)が2名のクルーを運び、LKと共に月軌道に向かう。その後、クルーの1人がLOKからLKに向かうため宇宙遊泳を行い、LKに入ったらブロックDステージをLOKから分離させる。 ブロックDステージは燃料を使い果たすとLKから分離され、LKはLK自身のエンジンによって月に軟着陸を果たす。元々の計画では、先にルナ計画の無人探査機が着陸を行い、LKのためにビーコンを発信することになっていた。着陸した宇宙飛行士は月の石を集め、ソ連の旗を揚げただろう。 月着陸から1日後、重量節約のため、着陸の際に使用したLKのエンジンが再び点火される。この時LKの足の部分が発射台として使用される。月軌道に戻って、LOKと自動ドッキングを行った後、宇宙飛行士は月のサンプルをもってLOKに乗り込むため再度宇宙遊泳を行う。使用済みとなったLKは放棄され、LOKは地球に帰還するためにエンジンの点火を行う。
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