月軌道ランデブー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 13:54 UTC 版)
月軌道ランデブー (つききどうランデブー) は、有人月面着陸を行い、地球に帰ってくるための構想概念であり、アポロ計画で1960年代に初めて実用化された。月軌道ランデブーの計画では、アポロ司令・機械船のような母船となる宇宙船と、それに比べて小さいアポロ月着陸船のような月着陸船が使用される。両船は共に月周回軌道に入ったのち、分離して母船が月周回軌道を巡る一方、月着陸船は月周回軌道から離脱して月表面に降下する。月での活動が終了した後、月着陸船は上昇して月周回軌道に戻り、待ち受けていた母船とランデブーし、ドッキングする。乗組員と機材・試料等を母船に移動させた後、月着陸船を投棄し、母船だけが地球に戻ってくる。
- ^ a b Wilford (1969), p. 41-48.
- ^ Harvey (2007), p. 6—7.
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- ^ Witkin (1962).
- ^ NASA (1962), p. 1.
- ^ Nelson (2009), p. 209—210.
- 1 月軌道ランデブーとは
- 2 月軌道ランデブーの概要
- 3 アポロ計画の方式の選択
- 4 月軌道ランデブーへの支持
- 5 脚注
- 月軌道ランデブーのページへのリンク