コニー 2012
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「スラックティビズム」の記事における「コニー 2012」の解説
詳細は「Kony 2012」を参照 コニー2012は、アフリカの多くの子どもたちが、神の抵抗軍(LRA)のリーダーであるジョゼフ・コニーの手によって危険な状況に置かれていることを28分間のビデオで表現した、インビジブル・チルドレンが制作したキャンペーンのことである。LRAは合計6万人近くの子どもたちを拉致し、少年たちを洗脳して戦うように仕向け、少女たちを性奴隷にしていると言われている。 このキャンペーンは、オンライン動画が戦犯ジョゼフ・コニーをどれほど多くの視聴者に知らしめるのかという実験として行われた。この動画は、史上最も急成長したバイラル動画[要出典]となり、6日間で1億回の再生回数に達した。このキャンペーンは、一般の人々だけでなく、国際的な指導者たちにも呼びかけ、前例のないほどの認知度が高まった。 このキャンペーンへの反応と参加は、多くの視聴者が反応したことで、慈善活動におけるスラックティビズムを示している。キャンペーンの成功は、寄付金を受け取ったというよりも、ビデオを見た人の多さに起因しており、ビデオを見た後、多くの視聴者は行動を起こさなければならないと感じたものの、多くの人の行動はビデオを共有し支援を約束するというものであった。 アルジャジーラのサラ・ケンジオール(英語版)は次のように説明する。 このビデオは、複雑な外国の紛争に気づかない視聴者が、ビデオを見たり、ブレスレットを買ったり、ポスターを貼ったりすることで英雄的な存在になるという、スラックティビストの気風を体現しているように見えた。一方で、インビジブル・チルドレンのキャンペーンの擁護者たちは、コニーを捕まえたいという願いは誠実なものであり、この映画に対する感情的な反応は本物であり、ジョゼフ・コニーの逮捕を求める支援者の数が非常に多いことは、人権擁護活動における意味のある変化を構成していると抗議した。
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