コスタリカに学ぶ会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 01:20 UTC 版)
杉浦は自らが事務局長を勤めている「軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会」の活動をしばしばブログでも取り上げている。 この活動においては、「コスタリカは軍隊を放棄している」「軍隊を持つには改憲が必要」などと公言しているが、実際には、コスタリカ憲法では常備軍の廃止を規定しているのみで、軍隊を編成する権利を放棄も禁止もしていないばかりか、常備軍の廃止を規定する条文(コスタリカ共和国憲法第12条)において、集団自衛権または個別自衛権を行使するために、徴兵制を敷き軍隊を組織することができる事を規定している。 2010年7月2日にコスタリカ議会が米国海軍の駐留を認める法案を可決し、米軍が駐留している現状に対する姿勢を問われて「コスタリカの良いところを学ぼう、といっているわけで、〇〇といえばすべてそれに100%みたいな極端な採り方をして批判をされるのは、建設的ではなくただの揚げ足取りのようになってしまうのではないでしょうか」と答えた。また同国内の弁護士ロベルト・サモラにより憲法裁判所に違憲訴訟が提起されていることについて「存在する制度を駆使してあるべき姿に是正できることは、やはり評価すべきだと思っています。」と述べた。なお、ロベルト・サモラによる違憲訴訟はすでに敗訴が確定しており、米軍駐留も延長されている。
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