コウヤノマンネングサとは? わかりやすく解説

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こうや‐の‐まんねんぐさ〔カウヤ‐〕【高野の万年草】

読み方:こうやのまんねんぐさ

コウヤノマンネングサ科の蘚(せん)類。横にはう地下茎から直立茎出しその先羽状に出す。高野山では乾燥させたものをお守りにする。こうやのまんねんごけ


コウヤノマンネングサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/18 13:30 UTC 版)

コウヤノマンネングサ
分類
: 植物界 Plantae
: マゴケ植物門 Bryophyta
: マゴケ綱 Bryopsida
: イヌマゴケ目 Isobryales
: コウヤノマンネングサ科 Climaciaceae
: コウヤノマンネングサ属 Climacium
: コウヤノマンネングサ C. japonicum
学名
Climacium japonicum
Lindb.
和名
コウヤノマンネングサ

コウヤノマンネングサ (Climacium japonicum) は、イヌマゴケ目コウヤノマンネングサ科に属するコケ植物。植物体は小さな木のような形をしている[1]

分布

日本を含む東アジア、シベリア、チベットなどに分布する[1]

特徴

コウヤノマンネングサの図(村越三千男

山地の湿った土壌の上などに生育する[1]。一次茎は地中をはい、鱗片状の葉と仮根を付ける[2]。二次茎は直立するが、茎の上部は湾曲する[1]。茎の高さは5-10cmまで伸長し、多くの枝を付ける[2]。葉の長さは2.5mm以下で、先が細くなる[2]。朔をつくることは稀であるが、長さ約2-3cmの朔柄が2-10本つき、その先に円筒形の朔がつく[2]。胞子は径13-16μm[1]、染色体数はn=11[1]

近似種

同属のフロウソウに似るが、フロウソウは一般にやや背が低く、主茎の上部が湾曲しない、枝端が細くならないなどの点で本種と区別できる[1]

人間との関係

テラリウムや庭園に植栽されることがある。

脚注

  1. ^ a b c d e f g 岩月善之助、水谷正美『原色日本蘚苔類図鑑』(1972年、保育社)p.146-147
  2. ^ a b c d 岩月善之助(編)『日本の野生植物 コケ』(2001年、平凡社)pp.137-138

関連項目



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