フロウソウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/18 13:32 UTC 版)
フロウソウ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Climacium dendroides (Hedw.) Web. & Mohr |
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和名 | |||||||||||||||||||||
フロウソウ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Tree moss |
フロウソウ (Climacium dendroides) は、イヌマゴケ目コウヤノマンネングサ科に属するコケ植物。植物体はヤシの木を小型にしたような外見をしている[1]。
分布
日本を含む東アジア、ヨーロッパ、北米、ニュージーランドなどに分布する[2]。
特徴
腐植土の上や岩上、湿った土壌の上などに生育する[2]。主茎は直立し、特に湿った場所ではよく枝分かれすることもある[2]。茎の高さは2-3cmまで伸長することもあるが、乾いた場所では茎の高さは短くなる[1]。葉の長さは2-3.5mm[1]。朔は長さ約3cmの朔柄の先につき、外朔歯にほぼ全面に乳頭を持つ[2]。しかし朔をつくることは稀である[2][1]。
染色体数はn=11[2]。
近似種
同属のコウヤノマンネングサに似るが、コウヤノマンネングサの主茎は上部が湾曲し、枝端が細くなるなどの点で本種と区別できる[2]。
脚注
参考文献
- Ian D.M. Atherton, Sam D. S. Bosanquet, Mark Llawley (2010) Mosses and Liverworts of Britain and Ireland: A Field Guide. British Bryological Society ISBN 978-0-95613101-0
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