ゲイロード方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 04:43 UTC 版)
利用者情報の記入を人間の代わりに機械が行う、ニューアーク方式の変形方式は、利用する機械の製造社名をとって、ゲイロード方式(英: Gaylord charging system)と呼ばれる。初めて貸出処理に機械を導入したゲイロード方式では、利用者・図書館員のどちらも利用者情報の記入という時間を消費する作業から解放されることとなり、記録された文字の可読性も上がった。1931年のLibrary Journal誌(英語版)でゲイロードブラザーズ (Gaylord Brothers) による貸出機発明が取り上げられ、1950年から利用されるようになった。 一般に、利用者カードの登録番号が記される部分が金属板になっている貸出券が使用されるが、後発の機械では純プラスチック製の貸出券が使用できるようなモデルも存在した。プラスチック製のプレートを使用する機械では氏名を印字することができるが、金属板が用いられている貸出券を使用する場合は印字できる文字は番号のみで、督促などの際に利用者名簿を参照する必要があったのが欠点となった。また、機械のコストの問題も挙げられる。
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