グリッドの構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 17:10 UTC 版)
「グリッド・コンピューティング」の記事における「グリッドの構成」の解説
グリッド・コンピューティングは計算資源とそれを利用するためのミドルウェアによって実現される。ミドルウェアとはアプリケーションソフトウェアとオペレーティングシステムの中間に位置するソフトウェアで、各計算資源の仕様の違いを吸収し、またそれらを利用するための情報を統一的に提供するものである。 グリッドに提供される資源の要素となるのは、家庭のコンピュータやプラグコンピュータ、スーパーコンピュータのクラスターの規模になったり、強大な記憶資源や、情報やデータ、または動的に発生する情報を共有するようなことまでが考えられている。 グリッドに対して資源を要求して処理を与えることで、必要な資源が提供されるような仕組みである。 利用する側通常のコンピュータから利用することができる。 グリッドのネットワークに繋がりプロトコルを実装していれば、利用することができる。 提供する側単なる利用するコンピュータも、空いている資源をグリッド上に提供できる。計算力や、情報、データ、動的な情報(ビデオカメラの画像など) 高位の計算力グリッド上に提供されている計算力を複数組み合わせて利用できる。必要な計算力をリクエストして、空いている計算力が知らされ、そこにデータと処理を送って処理をするなどが、自動的に行われる。利用者からは単に自分のデスクトップで処理をしているように見える。 コンピュータ・クラスターなどの計算資源の提供。 記憶資源の提供。二次記憶となるような、データのバックアップや、巨大な計算結果の保存など。 二次記憶から、直接グリッド上の計算資源にデータの送受が行われたりする。
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