グッドヒューの設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 14:10 UTC 版)
「ネブラスカ州会議事堂」の記事における「グッドヒューの設計」の解説
グッドヒューはネブラスカ州会議事堂を、概ね古典主義建築様式で設計し、「化粧張りのオーダーと変わり映えのしないローマ式のドームを持った、そんなありふれたものとは一線を画するものを造るよう促された」と感じたという。グッドヒューは幾何学的な形式や階層的な配置といった古典主義建築の基本を踏襲しながらも、伝統的な柱やペディメント、ドームの使用を排した。古典主義建築の表現形式を抑えたのに加えて、グッドヒューはアッシリア建築、ビザンティン建築、および教会建築の要素を取り入れた。 グッドヒューは教会建築に秀でていた。グッドヒューはそれまでに、ニューヨーク・マンハッタンの聖バーソロミュー教会、同じくマンハッタンの執り成しの祈り教会や、陸軍士官学校内のウェストポイント士官候補生礼拝堂を設計していた。ネブラスカ州会議事堂の設計においても、グッドヒューは同様の教会建築の表現形式を取り入れ、上から見ると一辺133.2mの正方形で囲まれたギリシャ十字状で、4つの翼廊は中央ドーム下のロタンダから放射状に延び、その上には、平らな壁面と目立たない窓を持つ超高層ビルが大きな尖塔のようにそびえる、というものを計画した。
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