ク9000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/22 09:13 UTC 版)
「国鉄ク5000形貨車」の記事における「ク9000形」の解説
シム10000形の計画を基にさらに自動車メーカー各社の意向などを検討した上で、1966年(昭和41年)3月に試作車ク9000形が2両完成した。110 km/h走行は取りやめられて一般の特急貨物列車扱いで85 km/h走行対応とされた。この間に車運車の記号としてクが指定されたため、ク形式になっている。車体の構造は後のク5000形とほぼ同様である。 試作車による試験が行われた上で、同年ク5000形としての量産が決定された。試作車2両もク5000・ク5001としてク5000形に編入された。またこの2両を用いて、1966年7月6日からプリンス自動車工業(8月に日産自動車に合併)と三菱重工業(1970年から三菱自動車工業に分社化)の協力により、東小金井 - 笠寺間で1日1両を相互に運行する試験が開始された。この結果を参考として、1966年10月ダイヤ改正から量産車による本格的な輸送が始められることになった。
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