クーペ・フィアットとは? わかりやすく解説

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クーペ・フィアット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/26 14:02 UTC 版)

クーペ・フィアット
リア
概要
販売期間 1993年 - 2000年
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドアクーペ
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン 1.8L 直4
2.0L 直4
2.0L 直5
2.0L 直4 ターボ
2.0L 直5 ターボ
最高出力 223PS/5,750rpm
最大トルク 31.60kgfm/2,500rpm
変速機 6速MT/5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,540mm
全長 4,250mm
全幅 1,768mm
全高 1,340mm
車両重量 1,310kg
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クーペ・フィアットCoupe Fiat )は、イタリアの自動車会社フィアット製造販売したクーペ型の乗用車である。

概要

4人乗りのスタイリッシュな前輪駆動クーペで、1994年より生産開始。

外観デザインは、フィアット・チェントロ・スティーレ(フィアット社内デザインセンター)とピニンファリーナが争った結果、チェントロ・スティーレに在籍していたアメリカ人デザイナークリス・バングルのデザインが採用された。後にBMWで先鋭的なデザインを発表しているバングルの手法はここでも現れており、ホイールアーチ上部に走った大胆なキャラクターラインが特徴。

ピニンファリーナは内装デザインを手がけている。外装色と同色のラインが入った内装が特徴的である。

日本国内でもエモーショナルなデザインが評価され、1995年度グッドデザイン賞金賞を受賞した。

プラットフォームフィアット・ティーポのものを流用。アルファロメオ・145155GTVランチア・デドラは同一プラットフォームである。

ボディサイズは、全長4,250mm×全幅1,766mm×全高1,340mm、ホイールベース2,540mm。

エンジンはランチア・デルタインテグラーレに積まれていた4気筒2リッターDOHCターボエンジン(通称ランプレディユニット)と4気筒2リッターDOHCエンジン。ターボエンジンモデルにはビスコドライブというビスカス式LSDが搭載された。初期型は16Vと呼称される。その後マイナーチェンジを実施し、5気筒エンジンに換装(スーパーファイアユニット)。ドライバビリティとパワーを向上させた、20Vへと進化し、ブレンボ製のブレーキキャリパーも備える。

さらに特別仕様車リミテッドエディションにはスパルコストラットタワーバーや、エンジンスターターボタン、レカロ製スポーツシート、専用エアロパーツを採用するなど、「走り」を意識させる演出が随所に見られた。その後ターボプラスを経て2001年に生産を終了した。

日本に輸入されたのはターボモデルのみで「じゃじゃ馬」的と称されることが多いが、室内は前後左右方向ともに広めである。

20Vはデビュー当時、市販される前輪駆動車の中では最速と目されていた。前軸荷重が大きいため、タイトなコーナリングは得意としない。

トランスミッションは、5速MT、リミテッドエディションとターボプラスは6速MTである。

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