クレジットカード不正利用問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:04 UTC 版)
「PayPay」の記事における「クレジットカード不正利用問題」の解説
サービス開始以降、PayPayを経由してクレジットカードが不正利用された報告が相次いだ。PayPayにクレジットカードを登録する際に、セキュリティコードの入力を何度間違えてもロックがかからない仕様となっており、適当な番号で無差別に入力(総当たり)すればクレジットマスターにより他人のクレジットカードが不正登録できてしまうセキュリティの脆弱性が存在した。このためPayPayを利用していなくても、クレジットカードを持っている利用者であれば、誰でもPayPayを経由して不正利用されてしまうリスクがある。ただし、PayPayの後の調査によれば、セキュリティコードを20回以上間違えて登録に至った件数は13件、このうち決済の利用があったのは9件。これらはすべて本人による登録および利用で、いずれも不正利用ではなかったことの確認がとれているという。 2018年12月17日、NHKの問い合わせに対してPayPay広報は、この問題は「(セキュリティコードの入力について)現時点でリトライ上限がないのは事実ですが、本日以降速やかに対処する予定です」と回答。セキュリティコードを一定回数以上間違えた場合、ロックがかかってクレジットカードが使用できなくなるよう修正された。 2018年12月18日、PayPayアプリに対し「クレジットカード情報を入力する際、入力回数に制限を設ける」アップデートを行ったと発表された。 2018年12月21日、さらなる暫定処置として「クレジットカードでの決済金額の上限(5万円まで)、Yahoo! JAPANカードからのチャージ金額の上限(5万円まで)」を設定した。 2019年1月21日、3Dセキュアによる認証が導入され、認証済みのクレジットカードにおいて、利用上限金額が25万円まで緩和された。
※この「クレジットカード不正利用問題」の解説は、「PayPay」の解説の一部です。
「クレジットカード不正利用問題」を含む「PayPay」の記事については、「PayPay」の概要を参照ください。
- クレジットカード不正利用問題のページへのリンク