クラスノヤルスク橋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 地域・地名 > 地形・地勢 > 河川 > エニセイ川水系 > クラスノヤルスク橋の意味・解説 

クラスノヤルスク‐ばし【クラスノヤルスク橋】


クラスノヤルスク橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/11 00:58 UTC 版)

クラスノヤルスク橋

クラスノヤルスク橋(クラスノヤルスクばし、ロシア語: Железнодорожный мост через реку Енисей (Красноярск)英語: Krasnoyarsk Bridge)は、ロシアクラスノヤルスクエニセイ川をまたぐシベリア鉄道鉄橋である。エニセイ川鉄橋とも呼ばれる。

クラスノヤルスク橋はラヴル・プロスクリャコフ英語版の設計により、1893年から1896年にかけて建設された。プロスクリャコフは、この橋のモデルを1900年に開催されたパリ万国博覧会に出展し、金メダルを受賞した。

全長1 km弱のトラス橋で、完成当時は世界最長級の橋であった。

建設用の鋳鉄ウラル地方から、セメントサンクトペテルブルクから、鋼材ワルシャワから運ばれた[1]

橋脚は流れてくる巨大な氷塊に耐えるために花崗岩で造られ[2]、ここでせき止められた氷塊は毎年2~3週間がかりでトラクターで引っ張り下流へ流す。

現在、クラスノヤルスク橋は世界遺産の暫定リストに掲載されており、革新的な技術を実地に適用し多くの追随例を生んだことを評価されている[3]

脚注

  1. ^ 本来はイルクーツク付近にある鋳造所から資材を供給する予定であったが、そこが破産し、シベリアのセメント業者は政府から前金だけ受け取ってセメント工場建設の契約を反故にした[蔵前2008年]。
  2. ^ デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年8月13日閲覧。
  3. ^ Railway Bridge Over Yenissey River - Tentative Lists - UNESCO World Heritage Centre

参考文献

  • 地球の歩き方(A 32)シベリア&シベリア鉄道とサハリン』ダイヤモンド・ビッグ社 /ダイヤモンド社
  • 蔵前仁一2008年『シベリア鉄道9300キロ』旅行人

関連項目

外部リンク

ロシア号車窓からみたクラスノヤルスク橋(グーグルとロシア鉄道による公開)




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クラスノヤルスク橋」の関連用語

クラスノヤルスク橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クラスノヤルスク橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクラスノヤルスク橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS