クラスノズナメンスク (カリーニングラード州)とは? わかりやすく解説

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クラスノズナメンスク (カリーニングラード州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/17 07:31 UTC 版)

クラスノズナメンスク

Краснознаменск
首座使徒ペトル・パウェル教会ポーランド語版


印章
クラスノズナメンスク
クラスノズナメンスク
クラスノズナメンスク
座標:北緯54度56分32秒 東経22度29分23秒 / 北緯54.94222度 東経22.48972度 / 54.94222; 22.48972座標: 北緯54度56分32秒 東経22度29分23秒 / 北緯54.94222度 東経22.48972度 / 54.94222; 22.48972
ロシア
連邦管区 北西連邦管区
連邦構成主体  カリーニングラード州
創設 1734年
標高
30 m
人口
(2010年)
 • 合計 3,522人
等時帯 UTC+2 (MSK−1)
郵便番号
238730

クラスノズナメンスクロシア語: Краснознаменск, ラテン文字転写: Krasnoznamensk)は、ロシア西部飛び地のカリーニングラード州東部にある都市。1945年以前はドイツ東プロイセンに属し、ドイツ語ラスデーネンLasdehnen, リトアニア語: Lazdynai, ポーランド語: Łazdyny)といった。リトアニア国境に近いクラスノズナメンスク地区に属し、ネマン川(旧メーメル川)の支流シェシュペ川リトアニア語: Šešupė, ロシア語: Шешупе, ドイツ語: Scheschuppe, シェシュッペ川)が流れる。

人口は2006年で3,518人ほど。2002年国勢調査で3,751人、1989年ソ連国勢調査では3,894人。古くは東プロイセンのリトアニア人地区であった小リトアニアに属し、現在も人口の大きな部分をリトアニア人が占める[1]

歴史

記録に初出するのは1521年で、当時はドイツ語名をハーゼルプッシュ(Haselpusch)といった。18世紀初頭にラスデーネンという地名が登場する。これはリトアニア語ヘーゼルナッツを意味する「ladz」からきている。1578年には村の教会が建ったが1661年に焼失した。現在ある教会は、1874年から1877年にかけて建てられたネオゴシック様式の建築である。ラスデーネンは次第にシェシュッペ川下流域の主要な市場町となり、1663年には水車ができて小麦粉の生産を始めた。

クラスノズナメンスクのドイツ時代からの教会とシェシュペ川

ナチス政権下の1938年バルト語派プルーセン語やリトアニア語に由来するラスデーネンという地名は、よりドイツ的な「セイヨウハシバミ(ヘーゼル)の山」を意味するハーゼルベルク(Haselberg)に変えられた。1944年から1945年東プロイセン攻勢で、東プロイセンは赤軍に占領されソ連に編入され、ハーゼルベルクは「赤旗の町」を意味するクラスノズナメンスクに変えられ市となった。戦前まで郡中心地だったピルカレン市(Pillkallen, 現在のドブロヴォルスク英語版ロシア語: Добровольск)は赤軍とドイツ軍が何度も争奪する激戦地となって完全に破壊されたため、戦後はクラスノズナメンスクがこの地域の中心都市になりかわった。

産業と交通

クラスノズナメンスクには製材業や、チーズなどを製造する食品工業が立地する。

町の中をカリーニングラードからズナメンスク英語版(旧ヴェーラウ)、グセフ(旧グンビンネン)、ネマン(旧ラグニット)へ通じるR508号線が通る。またここで、地区の東を通りネステロフ(旧シュタルペーネン)へ通じるR511号線が分かれている。

脚注

外部リンク





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