クラシック有力候補となる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:31 UTC 版)
「バブルガムフェロー」の記事における「クラシック有力候補となる」の解説
この年のJRA賞では、全177票中176票を集めて最優秀3歳牡馬を受賞する。また、JRAクラシフィケーションでは、世代首位となる「55.5」が与えられた。「55.5」は、前年の世代首位、無敗で朝日杯3歳ステークスを優勝したフジキセキの「55」を「0.5」上回る評価だった。無敗のフジキセキを退けられたのは、クラシフィケーションを定めるハンデキャッパーが、朝日杯3歳ステークスの決着タイム、勝ち方を比較した際、バブルガムフェローが優れていると判断したためだった。美浦所属の世代首位は、1991年リンドシェーバー以来だった。 朝日杯3歳ステークス優勝後からバブルガムフェローは、その優秀さと、騎手が岡部、調教師がかつて野平祐二厩舎の調教助手だった藤沢であることから、1984年のクラシック三冠達成馬、七冠馬と呼ばれた野平厩舎のシンボリルドルフに見立てられるようになっていた。またこの年の種牡馬サンデーサイレンスは、クラシックのタイトル3つを得るなど大活躍。3歳、4歳馬の二世代のみで、サイアーランキングの1位に躍り出るなど勢いがあった。バブルガムフェローが出走しなかったラジオたんぱ杯3歳ステークスでは、ロイヤルタッチ、イシノサンデー、ダンスインザダークというサンデーサイレンス産駒がワンツースリーを果たしている。この3頭は、各々出世を遂げ、クラシックの時期が近づくにつれて、その有力候補に挙げられるようになり、やがてバブルガムフェローと同列に見立てられるまでとなっていた。このことから、バブルガムフェロー、ロイヤルタッチ、イシノサンデー、ダンスインザダークの4頭は、共通の父の名を冠して「サンデーサイレンス四天王」と呼ばれるようになっていた。
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