クイックディスクドライブの搭載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/26 04:06 UTC 版)
「MZ-1500」の記事における「クイックディスクドライブの搭載」の解説
当時、フロッピーディスクはメディア、ドライブ共に高価だった。ランダムアクセスに伴う制御や構造が複雑なFDDに対し、QDはシーケンシャルデバイスでありディスク上の任意の位置にあるデータを読み書きするようなことはできない反面、ドライブ、ディスクともに単純で簡素な構造で実現でき、コストを低く抑えることが可能であった。QDはコンパクトなサイズ、最大64KBを8秒で読み込むアクセス速度、両面で128KB記録できる容量、そしてドライブ本体とディスクの価格の安さというアドバンテージを持っており、広告でも大きな宣伝文句となっていた。MZ-1500では内部的な接続にZ80SIOを使用し、アクセスに要する処理自体も少ないため制御ルーチンも小型になっている。フロッピーディスクの低価格化によるコスト的なメリットの消失、QD自体の環境の変化や経年劣化に対する弱さが露呈するのは後年の話である。
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