ギ酸イソブチルとは? わかりやすく解説

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ギ酸イソブチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/25 08:03 UTC 版)

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ギ酸イソブチル
Isobutyl formate[1]
識別情報
CAS登録番号 542-55-2 
PubChem 10957
ChemSpider 10492 
特性
化学式 C5H10O2
モル質量 102.13 g mol−1
外観 無色ないしごく薄い黄色の液体[2]
匂い 果実香
密度 0.885 g/mL
融点

-96 °C, 177 K, -141 °F

沸点

98.4 °C, 372 K, 209 °F

への溶解度 可溶[2]
有機溶媒への溶解度 アルコールエーテルに混和[2]
危険性
Rフレーズ R11 R34
Sフレーズ S16 S26 S33 S36/37/39 S45
引火点 10 °C (50 °F; 283 K)
発火点 320 °C (608 °F; 593 K)
爆発限界 2-8%
半数致死量 LD50 3064 mg/kg(ウサギ、経口)[2]
関連する物質
関連するギ酸エステル ギ酸メチル
ギ酸エチル
ギ酸ブチル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ギ酸イソブチル(ギさんイソブチル、: Isobutyl formate)は、化学式C5H10O2で表される、蟻酸2-メチルプロパン-1-オールエステルを形成した化合物である。硫酸触媒として、2-メチルプロパン-1-オールと蟻酸とを反応させ、分子間で脱水縮合させることで得られる。甘い果実香を持ち、香料として用いられる[3][4]。常温常圧では液体であるものの、揮発しやすく、また引火点は常温よりも低い10 ℃であり、日本の消防法では危険物第4類 第1石油類(非水溶性)に区分される[2]

出典

  1. ^ Isobutyl formate at シグマアルドリッチ
  2. ^ a b c d e ギ酸イソブチル(東京化成工業)
  3. ^ Isobutyl formate, The Good Scents Company
  4. ^ Mosciano, Gerard (1989). Perfumer & Flavorist 14 (6): 47. 



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