キュゥべえの存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:32 UTC 版)
「魔法少女まどか☆マギカ」の記事における「キュゥべえの存在」の解説
本作では魔法少女に力を授けるマスコット的な動物の正体が、実は信頼できないエイリアンで、諸悪の根源であり、人間とは異質な価値観を持ち分かり合うことができない存在であるという、一般的な魔法少女もののジャンルにおける約束事を外した設定が用いられており、これが物語の発想の基幹となるモチーフにもなっている。劇中で「キュゥべえ」という名で呼ばれているこのエイリアンは、脚本やキャラクター原案の段階ではかわいらしい動物のように見せかけることが意図されていたものの、テレビアニメ本編ではあえて口や目を動かさずにしゃべるという不自然さを強調した演出がされ、さらには先の展開を知っているスタッフによって監督の思惑以上に不気味で邪悪な演出がされた。敢えて邪悪な表情は見せないものの、アップの演出や、意味深な場所に立っている描写が多用されるなど、神出鬼没で画面に出てくるだけでも怖い存在として描かれており、第5話で契約を交わす場面はホラーのように演出され、第8話で銃殺されても平然と復活する場面は悪魔のようにも描かれた。こうしたキュゥべえの出番には、アフレコの際にも出演者から「出た」「キャーキャー」といった悲鳴が上がったという。
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