キャメロン・ノリーとは? わかりやすく解説

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キャメロン・ノリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 10:07 UTC 版)

キャメロン・ノリー
Cameron Norrie
2025年ムバダラ・シティDCオープンでのキャメロン・ノリー
基本情報
愛称 ノズ(Noz)
国籍 ニュージーランド (2010–13)
イギリス (2013–現在)
出身地 南アフリカ共和国
ヨハネスブルグ
生年月日 (1995-08-23) 1995年8月23日(29歳)
身長 188cm
体重 82kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2017年
ツアー通算 6勝
シングルス 5勝
ダブルス 1勝
生涯獲得賞金 11,709,170 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2024)
全仏 4回戦(2025)
ウィンブルドン ベスト4(2022)
全米 4回戦(2022)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2019)
全仏 2回戦(2019・20)
ウィンブルドン 3回戦(2021)
全米 2回戦(2019)
4大大会最高成績・混合ダブルス
ウィンブルドン 1回戦(2017)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 ベスト8(2021・23)
ホップマン杯 ラウンドロビン(2019)
ATP杯 ベスト8(2020)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 8位(2022年9月12日)
ダブルス 117位(2022年6月13日)
2025年7月27日現在

キャメロン・ノリーCameron Norrie1995年8月23日 - )は、イギリスの男子プロテニス選手。南アフリカ共和国ヨハネスブルグ出身。キャメロン・ノーリーとも表記される。ATPランキング自己最高位はシングルス8位、ダブルス117位。これまでにATPツアーシングルスで5勝、ダブルスで1勝を挙げている。身長188cm、体重82kg。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

選手経歴

ジュニア時代

南アフリカ共和国ヨハネスブルグで生まれ、3歳のときにニュージーランドに家族で移住。16歳のときに国籍をイギリスに変更する。

2017年 プロ転向

2017年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー

同年にプロ転向して、ツアーに参戦する。ウィンブルドン選手権にワイルドカード(主催者推薦)によりグランドスラム初出場を果たす。1回戦では第12シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガに3-6, 2-6, 2-6のストレートで初戦敗退となったが、全米オープンでは予選を突破し、1回戦で相手の途中棄権によりグランドスラム初勝利を挙げた[1]。2回戦では第12シードのパブロ・カレーニョ・ブスタに2-6, 4-6, 3-6のストレートで敗れた。年間最終ランキングは114位。

2018年 トップ100入り

カイル・エドマンドとペアを組み、ポルトガル・オープンでツアーダブルス初優勝を挙げた。年間最終ランキングは90位。

2019年 トップ50入り

全豪の前哨戦であるASBクラシックでATPツアーシングルス初の決勝進出を果たす。決勝ではテニーズ・サングレンに敗れ、準優勝。全豪オープンでは1回戦でテイラー・フリッツに初戦敗退。

リオ・オープンではドゥシャン・ラヨビッチを下すも、2回戦ではハウメ・ムナルに敗れた。メキシコ・オープンではATPツアー・500シリーズ初のベスト4入りを果たす。準決勝ではアレクサンダー・ズベレフに敗れた。BNPパリバ・オープンではフェリックス・オジェ=アリアシムに、マイアミ・オープンではジョーダン・トンプソンにそれぞれ初戦敗退するも、モンテカルロ・マスターズではATPマスターズ1000で3回戦進出を果たす。バルセロナ・オープンではアルベルト・ラモス=ビノラスに初戦敗退。BNLイタリア国際では予選通過するも、2回戦でボルナ・チョリッチに敗退。全仏オープンでは初戦敗退。

2019年全仏オープンでのキャメロン・ノリー

クイーンズ・クラブ選手権ではケビン・アンダーソンに初戦敗退。イーストボーン国際では2回戦でカイル・エドマンドに敗退。ウィンブルドン選手権では2回戦で錦織圭に敗退。

2019年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー

アトランタ・オープンではベスト4入り。準決勝でテイラー・フリッツに敗れた。ロス・カボス・オープンではミハイル・ククシュキンに2回戦敗退。ロジャーズ・カップでは2回戦でズベレフに敗れた。全米オープンでは初戦敗退。上海マスターズでは2回戦でダニール・メドベージェフに敗れた。パリ・マスターズではミロシュ・ラオニッチに初戦敗退。年間最終ランキングは53位。

2020年 ATP杯ベスト8

年始の新設されたATPカップにはイギリス代表として出場。ベルギー戦では敗れるものの、ブルガリアとモルドバ戦で勝利して、チームはベスト8進出。準々決勝ではニック・キリオスに敗れてイギリスはオーストラリアに敗退。

全豪オープンではピエール=ユーグ・エルベールに5-7, 6-3, 6-3, 5-7, 4-6のフルセットの末に初戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではライリー・オペルカに初戦敗退。全米オープンでは1回戦で第9シードのディエゴ・シュワルツマンを3-6, 4-6, 6-2, 6-1, 7-5のフルセットで破る金星を挙げた。2回戦ではフェデリコ・コリア英語版を6-3, 6-4, 6-4のストレートで勝利する。3回戦ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに6-7(2), 6-4, 2-6, 1-6で敗れるも、グランドスラム3回戦進出を果たした。

全仏オープンでは1回戦でダニエル・ガラン英語版に6-4, 3-6, 7-5, 1-6, 1-6のフルセットで敗れ、初戦敗退。サンクトペテルブルク・オープンでは準々決勝でアンドレイ・ルブレフに敗退。ヨーロピアン・オープンでは2回戦でミロシュ・ラオニッチに敗れた。年間最終ランキングは71位。

2021年 マスターズ初優勝 ツアー初優勝 ATPファイナルズ初出場 トップ15入り

全豪オープンでは1回戦で同胞の第30シードのダニエル・エバンスを下し、2回戦も突破。3回戦では第2シードのラファエル・ナダルに敗れた。バルセロナ・オープンではカレン・ハチャノフダビド・ゴファンらを下してベスト8入り。準々決勝でもナダルに敗れた。

ミレニアム・エストリル・オープンではジョアン・ソウザクリスチャン・ガリンマリン・チリッチらを倒して決勝進出。決勝ではアルベルト・ラモス=ビノラスに敗れ、ツアー初優勝にはならなかった。リヨン・オープンでもドミニク・ティエム 、ハチャノフらを下して決勝進出をするも第2シードのステファノス・チチパスに敗れた。全仏オープンでは3回戦進出を果たしたが、クレーキングのナダルにストレートで敗れた。

2021年全仏オープンでのキャメロン・ノリー

クイーンズ・クラブ選手権ではデニス・シャポバロフを下してATPツアー・500シリーズ初の決勝進出をするも決勝でマッテオ・ベレッティーニに敗れ、準優勝。ウィンブルドン選手権は1回戦でリュカ・プイユ、2回戦でアレックス・ボルトを破り、3回戦進出。3回戦でロジャー・フェデラーに敗れたが、その後のミフェル・オープンでツアー初優勝を果たした。2021年全米オープンでは1回戦でカルロス・アルカラスに敗れたが、大会後に自己最高となる世界ランキング28位を記録し[2]、トップ30入りを果たした。

レーバーカップにも欧州選抜の補欠として参加。サンディエゴ・オープンではダニエル・エバンスデニス・シャポバロフアンドレイ・ルブレフらを下し、決勝進出を果たした。決勝ではキャスパー・ルードに敗れた。BNPパリバ・オープンではロベルト・バウティスタ・アグートディエゴ・シュワルツマングリゴール・ディミトロフ らを倒して決勝進出。決勝では同じくマスターズ1000初優勝を目指すニコロズ・バシラシビリに逆転で勝利し、ATPマスターズ1000初優勝を遂げ、トップ15入りを記録した。

ATPファイナルズにはレースランキング10位だったが、先にマッテオ・ベレッティーニが、その次にステファノス・チチパスとが途中棄権したため、その代役として最終戦に初出場を果たした。年間最終ランキングは12位。

2022年 ウィンブルドンベスト4 世界8位

ATPカップにイギリス代表として出場するもドイツのアレクサンダー・ズベレフ、カナダのフェリックス・オジェ=アリアシム、アメリカのテイラー・フリッツらに3連敗となり、チームはラウンドロビン敗退。

全豪オープンでは第12シードとして出場するも、1回戦でセバスチャン・コーダに3-6, 0-6, 4-6のストレートで敗れた。ABNアムロ世界テニス・トーナメントではベスト8入り。準々決勝でオジェ=アリアシムに敗れたが、デルレイビーチ・オープンでは決勝でライリー・オペルカを下して、ツアー3勝目を挙げる。続くメキシコ・オープンでも2週連続で決勝進出。決勝ではラファエル・ナダルに敗れて準優勝。

昨年ATPマスターズ1000初優勝を果たしたBNPパリバ・オープンではベスト8入りするも、準々決勝でカルロス・アルカラスに敗れたが、大会後のランキングで10位となり、初のトップ10入りを果たす。マイアミ・オープンでは初の4回戦進出したが、4回戦でキャスパー・ルードに敗れた。

2022年モンテカルロ・マスターズでのキャメロン・ノリー

クレーシーズンになり、モンテカルロ・マスターズではアルベルト・ラモス=ビノラスに初戦敗退。バルセロナ・オープンではベスト8入りするも、アレックス・デミノーに敗れた。マドリード・オープンでは3回戦でアルカラスに敗れた。BNLイタリア国際ではマリン・チリッチに2回戦敗退したが、続くリヨン・オープンでは決勝進出して、決勝でアレックス・モルチャン英語版を6-3, 6-7(3), 6-1で破り、ツアー4勝目を挙げた。第10シードで迎えた2022年全仏オープンでは3回戦で第21シードのカレン・ハチャノフに2-6, 5-7, 7-5, 4-6で敗れた。

芝シーズンではクイーンズ・クラブ選手権グリゴール・ディミトロフに7-6(2), 1-6, 4-6で初戦敗退。イーストボーン国際ではベスト8入りするも、準々決勝でマクシム・クレシーに5-7, 5-7のストレートで敗れた。第9シードで迎えたウィンブルドン選手権では1回戦でパブロ・アンドゥハルに6-0, 7-6(3), 6-3のストレートで、2回戦ではハウメ・ムナルに6-4, 3-6, 5-7, 6-0, 6-2のフルセットで、3回戦でスティーブ・ジョンソンを6-4, 6-1, 6-0、4回戦でトミー・ポール (テニス) を6-4, 7-5, 6-4のストレートでそれぞれ勝利して、グランドスラム初のベスト8入り。準々決勝ではダビド・ゴファンを3-6, 7-5, 2-6, 6-3, 7-5のフルセットの熱戦の末に勝利を掴み、グランドスラム初のベスト4入りを果たした。準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチに6-2, 3-6, 2-6, 4-6の第1セットを奪う健闘を見せるも、巻き返さず敗れた。

2022年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー

ロス・カボス・オープンでは準々決勝でラドゥ・アルボットを6-3 7-6(4)のストレートで下し、準決勝ではオジェ・アリアシムを6-4 3-6 6-3のフルセットで下し、決勝に進出。決勝ではダニール・メドベージェフに5-7 0-6のストレートで敗れ、今季2度の準優勝。ナショナル・バンク・オープンでは初の3回戦進出をするも、オジェ・アリアシムに3-6, 4-6のストレートで敗れた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは準々決勝でアルカラスを破り、初のベスト4進出。準決勝ではボルナ・チョリッチに3-6, 4-6のストレートで敗れた。第7シードとして迎えた全米オープンでは3回戦で第28シードのホルガ・ルーネを7-5, 6-4, 6-1のストレートで破るも、初の4回戦進出をするも、4回戦では第9シードのアンドレイ・ルブレフに4-6, 4-6, 4-6のストレートで敗れたが、大会後に自己最高の世界ランキング8位を更新した。レーバーカップでは欧州代表として2年連続の出場となり、フリッツに1-6, 6-4, 8-10で敗れ、欧州代表の勝利に貢献できなかった。パリ・マスターズではミオミル・キツマノビッチを6-2, 6-4のストレートで破り、初戦突破するも、2回戦ではコランタン・ムーテに3-6, 7-5, 6-7(3)で敗れた。年間最終ランキングは14位。

2023年 ツアー5勝目

1月、ユナイテッド・カップではイギリス代表として出場。スペインのラファエル・ナダルを3-6, 6-3, 6-4、アメリカのテイラー・フリッツを6-4, 5-7, 6-4でトップ選手2名を下す活躍でチームはベスト8入り。オークランドでは決勝進出。決勝ではリシャール・ガスケに6-4, 4-6, 4-6の逆転で敗れ、準優勝となった。全豪オープンでは第11シードとして出場。1回戦ではルカ・ヴァン・アッシュ英語版を7-6(3), 6-0, 6-3、2回戦ではコンスタン・レスティエンヌ英語版を6-3, 3-6, 7-6(2), 6-3がそれぞれ下すも、3回戦ではイジー・レヘチカに7-6(8), 3-6, 6-3, 1-6, 4-6のフルセットで敗れた。

2月、アルゼンチン・オープンでは決勝進出するも、カルロス・アルカラスに3-6, 5-7のストレートで敗れ、準優勝となるも、続くリオ・オープンでは2週連続決勝進出。決勝でもアルカラスと対決し、5-7, 6-4, 7-5の逆転で勝利し、リベンジをすると共にツアー5勝目を挙げた。

3月、BNPパリバ・オープンでは4回戦でアンドレイ・ルブレフを2-6, 4-6のストレートで破り、ベスト8入り。準々決勝ではフランシス・ティアフォーに4-6, 4-6のストレートで敗れた。マイアミ・オープンではグレゴワール・バレール英語版に3-6, 2-6のストレートで初戦敗退。

2023年モンテカルロ・マスターズでのキャメロン・ノリー

4月、モンテカルロ・マスターズではフランシスコ・セルンドロに3-6, 4-6のストレートで初戦敗退。バルセロナ・オープンでは2回戦でロレンツォ・ムゼッティに6-3, 4-6, 1-6で敗退。マドリード・オープンでは3回戦でジャン・ジジェン英語版に敗れた。

5月、BNLイタリア国際では初の4回戦進出。4回戦ではノバク・ジョコビッチに3-6, 4-6のストレートで敗れた。リヨン・オープンではベスト4入り。準決勝でセルンドロに3-6, 0-6で敗れた。

6月、全仏オープンでは1回戦でブノワ・ペールに7-5, 4-6, 3-6, 6-1, 6-4のフルセットで破り、2回戦ではリュカ・プイユを6-1, 6-3, 6-3のストレートで下す。3回戦ではムゼッティに1-6, 2-6, 4-6のストレートで敗れた。

7月、ウィンブルドン選手権では第12シードとして出場。1回戦ではトマーシュ・マハーチに6-3, 4-6, 6-1, 6-4で初戦を突破するも、2回戦でクリストファー・ユーバンクス英語版に3-6, 6-3, 2-6, 6-7(3)で敗れた。

8月、ロス・カボス・オープンではアレクサンダル・コバチェビッチ英語版に初戦敗退。ナショナル・バンク・オープンではアレックス・デミノーに5-7, 4-6のストレートで初戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではガエル・モンフィスに6-3, 4-6, 3-6の逆転で初戦敗退。

9月、全米オープンでは第16シードとして出場。1回戦でアレクサンダー・シェフチェンコ英語版を6-3, 6-2, 6-2、2回戦では許育修英語版を7-5, 6-4, 6-4のストレートでそれぞれ下すも、3回戦ではマッテオ・アルナルディに3-6, 4-6, 3-6のストレートで敗退。

10月、上海マスターズではJ. J.ウルフ英語版を3-6, 7-5, 6-7(4)で初戦敗退するも、リンキー・ヒジカタと組んだダブルスではベスト4進出を果たした。準決勝ではマルセル・グラノリェルス/オラシオ・セバジョス組に2-6, 3-6のストレートで敗れた。木下グループジャパンオープンではテイラー・フリッツに4-6, 3-6のストレートで初戦敗退。エルステ・バンク・オープンではアレクサンダー・ズベレフに2-6, 4-6のストレートで2回戦敗退。年間最終ランキングは18位。

2024年 ツアー通算200勝

全豪オープンでは3回戦で第11シードのキャスパー・ルードを6-4, 6-7(7), 6-4, 6-3で破り、初の4回戦進出を果たす。4回戦では第6シードのアレクサンダー・ズベレフに5-7, 6-3, 3-6, 6-4, 6-7(3)のフルセットの末に敗退した。BNPパリバ・オープンではガエル・モンフィスに7-6(5), 6-7(5), 3-6、マイアミ・オープンではダニール・メドベージェフに5-7, 1-6、それぞれ3回戦敗退。モンテカルロ・マスターズではカレン・ハチャノフに5-7, 6-7(3)のストレートで初戦敗退。バルセロナ・オープン2回戦ではロベルト・バウティスタ・アグートを4-6, 3-6のストレートで破ったことでツアー通算200勝目を挙げた。マドリード・オープンでは3回戦でルードに2-6, 4-6のストレートで敗れた。BNLイタリア国際ではステファノス・チチパスに2-6, 6-7(1)のストレートで敗れた。全仏オープンでは第32シードとして出場するも、パーヴェル・コトフ英語版に6-4, 3-6, 6-3, 6-7(5), 2-6のフルセットの末に初戦敗退。ウィンブルドン選手権では1回戦でファクンド・ディアス・アコスタ英語版を7-5, 7-5, 6-3、2回戦では第28シードのジャック・ドレイパーを7-6(3), 6-4, 7-6(6)のストレートでそれぞれ下すも、3回戦では第4シードのズベレフに4-6, 4-6, 6-7(15)のストレートで敗れた。スウェーデン・オープンでは2回戦でラファエル・ナダルに4-6, 4-6のストレートで敗れ、さらに前腕の怪我により、数ヶ月休養を取ることとなった。10月のロアンヌ・チャレンジャーフランス語版で復帰し、ベスト8進出。ストックホルム・オープンでツアーレベルの大会に復帰するも、ミオミル・キツマノビッチに4-6, 4-6のストレートで初戦敗退。続くエルステ・バンク・オープンではフランシス・ティアフォーに4-6, 6-7(4)のストレートで初戦敗退。パリ・マスターズではクエンティン・ハリーズ英語版に3-6, 4-6のストレートで予選敗退。しかし、11月のモゼール・オープンでは決勝進出。決勝ではバンジャマン・ボンジ英語版に6-7(6), 4-6のストレートで敗れ、準優勝となり、大会後にはトップ50復帰を果たした。年間最終ランキングは49位。

2025年 ウィンブルドンベスト8

年初の香港オープンでは1回戦でラーナー・ティエンを6-3, 7-5のストレートで破り、今季初勝利で初戦突破。2回戦ではロレンツォ・ソネゴを6-2, 4-6, 6-1で破り、ベスト8進出。準々決勝では錦織圭に3-6, 6-3, 3-6で敗れた。全豪オープンではマッテオ・ベレッティーニに7-6(4), 4-6, 1-6, 3-6の逆転で初戦敗退となった。クレーシーズンではジュネーブ・オープンでは予選5試合を連勝してベスト4進出を果たす。準決勝ではノバク・ジョコビッチに4-6, 7-6(6), 1-6で敗れ、決勝進出を逃した。全仏オープンでは1回戦で第11シードのダニール・メドベージェフに7-5, 6-3, 4-6, 1-6, 7-5のフルセットの熱戦の末に初戦突破。その勢いのまま2、3回戦をストレートで制して、大会初の4回戦進出。4回戦では第6シードのジョコビッチに2-6, 3-6, 2-6のストレートで敗れた。ウィンブルドン選手権では1回戦でロベルト・バウティスタ・アグートを6-3, 3-6, 6-4, 7-6(3)、2回戦で第12シードのフランシス・ティアフォーを4-6, 6-4, 6-3, 7-5、3回戦でマッティア・ベルッチ英語版を7-6(5), 6-4, 6-3のストレートで、4回戦でニコラス・ジャリーを6-3, 7-6(4), 6-7(7), 6-7(5), 6-3のフルセットでそれぞれ破り、3年ぶりベスト8進出を果たした。準々決勝では第2シードのカルロス・アルカラスに2-6, 3-6, 3-6のストレートで敗れた。

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 15回 (5勝10敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (1–0)
ATPツアー500 (1–2)
ATPツアー250 (3–8)
サーフェス別タイトル
ハード (3–6)
クレー (2–3)
芝 (0–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2019年1月12日 オークランド ハード テニーズ・サンドグレン 4-6, 2-6
準優勝 2. 2021年5月2日 エストリル クレー アルベルト・ラモス=ビノラス 6-4, 3-6, 6-7(3-7)
準優勝 3. 2021年5月23日 リヨン クレー ステファノス・チチパス 3-6, 3-6
準優勝 4. 2021年6月20日 ロンドン マッテオ・ベレッティーニ 4-6, 7-6(7-5), 3-6
優勝 1. 2021年7月24日 ロス・カボス ハード ブランドン・ナカシマ 6-2, 6-2
準優勝 5. 2021年10月3日 サンディエゴ ハード キャスパー・ルード 0-6, 2-6
優勝 2. 2021年10月17日 インディアンウェルズ ハード ニコロズ・バシラシビリ 3-6, 6-4, 6-1
優勝 3. 2022年2月20日 デルレイビーチ ハード ライリー・オペルカ 7-6(7-1), 7-6(7-4)
準優勝 6. 2022年2月27日 アカプルコ ハード ラファエル・ナダル 4-6, 4-6
優勝 4. 2022年5月22日 リヨン クレー アレックス・モルチャン英語版 6-3, 6-7(3-6), 6-1
準優勝 7. 2022年8月7日 ロス・カボス ハード ダニール・メドベージェフ 5-7, 0-6
準優勝 8. 2023年1月14日 オークランド ハード リシャール・ガスケ 6-4, 4-6, 4-6
準優勝 9. 2023年2月20日 ブエノスアイレス クレー カルロス・アルカラス 3-6, 5-7
優勝 5. 2023年2月27日 リオデジャネイロ クレー カルロス・アルカラス 5-7, 6-4, 7-5
準優勝 10. 2024年11月9日 メス ハード (室内) バンジャマン・ボンジ英語版 7-6(8-6), 6-4

ダブルス: 1回 (1勝0敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー500 (0–0)
ATPツアー250 (1–0)
サーフェス別タイトル
ハード (0–0)
クレー (1–0)
芝 (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2018年5月6日 エストリル クレー カイル・エドマンド ウェスリー・クールホフ英語版
アルテム・シタク英語版
6-4, 6-2

成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

グランドスラム

大会 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 通算成績
全豪オープン A Q2 1R 1R 3R 1R 3R 4R 1R 7–7
全仏オープン A 2R 1R 1R 3R 3R 3R 1R 4R 10–8
ウィンブルドン 1R 1R 2R NH 3R SF 2R 3R QF 15–8
全米オープン 2R 2R 1R 3R 1R 4R 3R A 9–7

大会最高成績

大会 成績
ATPファイナルズ RR 2021
インディアンウェルズ W 2021
マイアミ 4R 2022
モンテカルロ 3R 2019
マドリード 3R 2022-2025
ローマ 4R 2023
カナダ 3R 2022
シンシナティ SF 2022
上海 2R 2019, 2023
パリ 3R 2021
オリンピック A 出場なし
デビスカップ QF 2021, 2023
ATPカップ QF 2020
ユナイテッド・カップ QF 2023

脚注

  1. ^ Career Player Activity”. ATPTour.com. ATP Tour. 2021年10月3日閲覧。
  2. ^ Rankings History”. ATPTour.com. ATP Tour. 2021年10月3日閲覧。

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