キクラゲ目とは? わかりやすく解説

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キクラゲ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/27 01:39 UTC 版)

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キクラゲ目
アラゲキクラゲ
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
: 異型担子菌綱 Heterobasidiomycetes
: キクラゲ目 Auriculariales
学名
Auriculariales
和名
キクラゲ目

キクラゲ目(キクラゲもく、学名: Auriculariales)は、担子菌門に属するの一つ。

概容

キクラゲ目は、菌類樹木植物上に生えるキノコの集合である。主なものに共通する特徴として、人の耳介のような形をした軟質でゴムのような子実体を形成するという特徴がある。この子実体は乾いていくと黒色または褐色に変色し、艶が無い皮革状に変化する。いったん乾いた子実体は回復しないように思われやすいが、水を含むと軟質な子実体に戻り、数時間で胞子を放出し始める。

保水力が高いのは、ムコ多糖などの多糖類食物繊維が多く含まれるためで、これらの成分からこの目(もく)のキノコは美容などのために良いとされる。

この類の重要な分類上の特徴として、後坦子器が横隔壁によって区画されている点があげられる。すなわち、担子器から改めて伸びだした枝(後担子器)に隔壁を生じて縦に4つ並んだ細胞となり、それぞれから出芽的に担子胞子が形成される。この型はサビキン類のそれとよく似ているため、キクラゲ目はサビキン目と同類の祖先を持っているのではないかとの説がある。

参考文献

  • 『ウェブスター菌類概論』 著者:ジョン・ウェブスター 訳者:椿啓介、三浦宏一郎、山本昌木 出版:講談社 ISBN 4061396099
  • 『原色日本菌類図鑑』 著者:今関六也、本郷次雄 出版:保育社 ISBN 458630023X

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